6月9日(土)、この日は大学時代の友人と寿司大さんへ。
4時間弱並びましたが、人と一緒だとあっという間。
ただ、これからの時期は暑さとの闘いになるかもしれません。
というわけで着席。
今月もよろしくお願いします。
「ガリの写真も撮るの?」
と友人に怪訝な目で見られましたが、どこかで使えるかもしれないからと答えて何食わぬ顔で撮影。
まずは玉子。
少しだけ甘くて、海苔の香り。
ツマミをひとつお願いしましたが、時間がかかるようなので先に握りから始めてしまうことに。
石川県の鰯。
入梅鰯と呼ばれて旬真っ盛りの鰯で、全体がほぼ脂。
でもまだ旬の"走り"という感じで、脂は重みを感じない軽やかな風合いです。
圧力さえ感じる最盛期の凄まじい脂を想像していると物足りなく感じるほどでしたが、バランス的にはこれくらいがちょうど良さそうです。
鰹。
時期による違いも大きいですが、同じ個体の中でも部位によって全く印象が異なりますね。
この日はお腹側の艶めかしい舌触り、緩い身質のところをいただけました。
それでいて鰹らしい爽やかな鉄っぽい香り。
ここで最初にお願いしていたホタテ殻焼きが登場。
比較的締まった身、噛むと繊維が裂けるようにほぐれます。
干し貝柱のように凝縮した旨み。
食べ終わったところでシャリを投入していただきます。
貝柱や貝ひもからじんわり浸み出ていた出汁が、シャリにスーッと吸い込まれます。
キリッと辛口醤油味のお出汁にまたシャリがよく合うのですよね。
何か白身を…ということで、この日は真ごちをいただくことに。
もっちり空気を含んだような身質。
そして朴訥とした香りは、シャリの酸味との取り合わせがいいですね。
本ます。
全体が脂、スーッと融けてゆきます。
濃厚に口どけた後に残るバターのような風味、その後にますの香りが顔を出す感じ。
久々にこれから旬の鱚も。
定番の梅肉でいただきます。
鱚って淡泊なイメージですが、口に入れると「ああ、こうだったな」とピンとくる特徴的な香りがありますね。
ぷりんと、張りのある弾力が軽快です。
平貝。
隣りの席の方々が、店長に「この貝は何ですか?」と聞いて平貝の話でひとりきり盛り上がったのですけど、結局別のものを注文されて、
「頼まないんかい!」
と店長にツッコまれていたので、代わりに僕がいただくことにしました。
塩で…、と思いましたが、提案に従ってお醤油にしていただきました。
ポクッと歯応え、旨みとまろやかな磯の香りが広がります。
というわけで、どんな風になるかドキドキしていましたが、楽しく過ごせてよかったです。
やっぱり初めての方とご一緒するのも楽しいなあと思った次第。
ご興味ある方はお声かけください~♪