お昼は久しぶりにサンバレーホテルさんへ。
4月、5月頃にご主人たちがインドに行かれていてお店をお休みされていたのですけど、5月はじめの再開以来伺いたいと思いながら都合が合わずようやくの訪問となりました。
時間になって店内へ。
お休み前のランチは1メニュー営業が多かったと思いますが、この日もそうだったのですけど、再開後はアラカルト営業が増えているようです。
用意のあった4種類すべてをスモールサイズで注文しました。
ひよっていると思われるかもしれませんが、アラカルトは初めてなのでボリューム感が分からなかったのですよね。
結果的に正解だったのですけど。
最初のカレーはマトンワルワルコランブ(チェティナッド)(Small)(1000円)。
コランブはシャバッとしたカレーソースで、チェティナッドは南インドのタミルナードゥ州の南部の地名。
ワルワルは「炒め」とかだと思うのですけど、マトンの調理法でしょうか?
主食のタンドールロティはSmallサイズで(250円)。
裏面はバリッと焼けていて香ばしいです。
パッと見ハーブやスパイスをまとったマトンがプロヴァンサルにも見えたのですけど、実際には苦みや酸味が複雑に入り組んだ味。
複雑なソースに、骨付きのマトンが負けじとゴリゴリ食い込みます。
続いてカラチャナマサラ(Small)(500円)。
チャナ、つまりひよこ豆のカレーですが、これはカラチャナ、皮付きのひよこ豆を使っていらっしゃいます。
ひよこ豆は、皮があるだけで意外にエンドウ系の豆に近い味わいになりますね。
ソースは後味に甘みがあって、フレッシュなコリアンダーが香るのでエスニックな趣きも。
あとサンバレーホテルさんではビリヤニでも感じたのですけど、シイタケのような香りがあるのですけど何なのでしょうかねえ。
チキンパサンダ(Small)(900円)。
パサンダというのは、アーモンドとかカシューナッツを使ったソースですが、食べたイメージは胡麻の香りに近かったように思います。
あとニンニクの香りと。
大振りなカットのチキンがゴロゴロ。
濃厚な味わいと、ざらついた舌触りの印象的なソースがよく絡みます。
チャパラプルス(Small)(850円)。
チャパラ(魚)のプルス(スープ)、魚はメカジキだったと思います。
ひと口食べて驚くほどのフルーティーさ。
以前いただいたラッサムに近い、トマトのフレッシュな甘さです。
脂の乗ったメカジキもゴロッと3切れ。
おかげで、サラッとしながらも食べ応えのあるカレーでした。
というわけで、ボリューム感的には「ちょっと食べ過ぎ」という感じではありましたが、決して不可能な量ではありませんでした。
何が多いかというと、1番はメインの具材なのですよね。
ちなみに「多ければお包みします」とお声かけもいただけました。
包んでいただく気満々でしたが、もう一口、もう一口食べようと思ううち気付いたら完食していた次第。
食べれば食べるほど発見のある複雑に絡んだ香り、どれもやめられない止まらないカレーでした。
ごちそう様でした!