続いて高はしさんへ。
この日は秋の風物詩があると聞いて楽しみにしていたのですよね。
メニューを確認して…あるある!
「今日は…」と聞かれるのに食い気味で注文。
新さんま塩焼(2500円)。
ここ数年不漁が続き、少しでも脂の乗ったものに出会えなかった秋刀魚。
今年はNHKのトップニュースになるほどの豊漁で、数が獲れるだけでなく「モノがいい」と伺って楽しみにしていたのですよね。
今回は11入り。
かつて高はしさんでは19、18入りくらいの巨大秋刀魚をお使いでしたので、それと比較するなら22入りに当たるサイズですね。
昔に比べると…というところではありますが、お味やいかに!
※秋刀魚のサイズ「○○入り」という表記については記事末に
黒く、深く焼き切る高はしさんの魚の塩焼きにあって、その極みを見せるのがこの新さんま塩焼。
「嫌なら頼まないでくれ」
というのが3代目の姿勢。
こだわりのよく焼きです。
脂をしっかり落としつつ、肝を美味く食べさせる狙いなのだそうです。
肝は甘く、肝にまとわり脂の層は厚くぷちゅっと弾けます。
よかった時代を彷彿とさせる、しっかり脂の乗った秋刀魚でした。
ニュースになるのも納得できる、久々に魅力のある秋刀魚が揚がっていると実感できました。
だからといって獲りすぎない方がいいとは思うのですけどね。
難しいところです。
ごちそう様でした!