2月3日(日)、この日は仕事帰りにねいろ屋さんへ。
ただかき氷が食べたくなったので寄ってみたくらいでしたが、節分にちなんだ「豆フェス」が開催されている期間中でした。
久しぶりにカウンターではなく大テーブルに案内されたので、壁の豆フェスメニューを見やすい位置でウンウン頭を悩ませて注文を決定。
まず出てきた氷は、
黒豆きなこと和三盆。
自家焙煎の黒豆きなこと、三谷製糖さんの和三盆。
初めて見るお皿でしたが、こんな和のパターンもあるのですねえ。
個人的に、和三盆を使ったお菓子を食べるときは「ズルい」と表現していますが、これも例に洩れずズルい美味しさ。
いわゆる他の砂糖と違って、甘さ以外の風味が入る和三盆はもうそれだけで味がいいのですよねえ。
さすがの和三盆にもない「香ばしさ」と要素を、黒豆きなこが補います。
少しこぼれたきなこも、美しい。
わびさびを感じる一要素になってしまいます。
トッピングで追加した金時豆は、中に。
固めに炊かれていて、豆の素朴さを印象的に残していきます。
ほこほこ。
ピスタチオミルクに女峰いちご。
ねいろ屋さんのスペシャリテのひとつともいうべきメニューですね。
久しぶりにいただきます。
今は旬の生女峰いちごがメニューに並んでいる時期ですが、ピスタチオとの相性を考えてこの氷にはあえて酸味のある時期の女峰をお使いなのだそう。
こういうところが、ここで果物を食べたいと思わされるポイントなのですよね。
ピスタチオにしか出せない香りと、酸味との相性。
いやはや、素晴らしい1杯ですね。
この日もう一つ印象的だったのは、ご主人が炊いたという金時豆を絶賛して帰られたお客さんがいらっしゃったのですけど、ご主人が本当に嬉しそうにニコニコッと笑われていたのですよね。
食材への愛情を感じるお店っていいよなあ、と思いながらしみじみいただきました。
ごちそう様でした!