9月7日(土)、この週末はお寿司の予定が2件入っていましたが、むしろ食べ比べ感を充実させるべく、あえて更なるもう1軒からスタートすることに。
というわけで豊洲市場・青果棟にある大和寿司さんへ。
観光のメインとなる6街区・水産仲卸棟から遠く離れた立地ということもあって、観光客が寄り付きにくく、この日も全く待たずに入ることができました。
お昼近くなるとさすがに行列が延びていますが、朝のうちは穴場なのですよねえ。
なぜかいつも同じ大旦那の正面の席へ。
戻り鰹。
おすすめに従って、鰹から。
ツマミは基本的にお造りなのだと思います。
鰹は脂が少なくてさっぱりした軽い味わい。
お醤油のほか、おろし生姜とネギたっぷりでさらにさっぱり。
炙った皮目の香ばしさが立ちます。
新子。
ネタケースで、小肌の隣りに"やや小さな"小肌があったので聞いてみると「新子だよ~」とのこと。
というわけで握っていただきましたが、1枚付けの新子って初めていただく気がします。
酢の強い小肌という感じで、小肌とも新子とも違う独特な1貫でした。
クエ。
味の強い白身を、と思っていたところへ「クエだよクエ!高級魚だよ~」と勧められたのでこちらに。
なぜか「はい!アラだよ~」と出されて「あら?」と思いましたが、「まあ食え」という意味に解釈しました(謎)。
「固いからよく噛んでね~」と言われましたが、確かにあまり寝かせていなさそうで、身はゴリゴリ。
かなり肉厚ということもあって、味はちゃんと出てきました。
鯖。
「うちは1度冷凍したのを解凍して使っているから、120%安心だよ~」とのこと。
確かに水分はわりとガッツリ持っていかれていて、酸味が強めに出た味わいでした。
剣先いか。
海苔で巻いて登場。
包丁はしっかり入っていますが、それでもザックリ強めな歯応えが残ります。
海苔がいい香り。
のどぐろ。
やや水っぽい気はしますが、のどぐろの脂特有のミルキーな甘みが出ています。
玉子。
甘めでガシッとした、デザート系の玉子焼きで〆て終了。
まだ大旦那のエリアにしか座ったことがないので、お店全体のことは分からないのですけど。
握りの特徴でいうと、シャリは温かめでネタは分厚め。
比較的歯応えのしっかり残したものが多いように感じます。
サービスの面でいうと、常に何かしら話しかけてくださって、終始楽しく過ごすことができます。
上述した鯖のくだりなんかは、随分正直だなあと思ったりするのですが、"かわいらしいおじいちゃま"といった感じで思わずニコニコさせられてしまう雰囲気があるのですよね。
他の方の握りもいただいてみたい気持ちもある一方、もし選べるのならまた大旦那の前に座ってしまうな!と思いながらごちそう様でした!