見学を終えたら、一幸庵さんから歩いてすぐのところにある、水上さんの長女さんが営まれているカフェへ。
こちらではあんみつやお汁粉といった甘味メニューをいただけますが、一幸庵さんの餡子を使われているのですよねえ。
涼しくなってきた感はある一方、ちょっと季節を一歩戻って比較的温かだったこの日。
季節感のあるメニューにウンウン唸りながら注文を決めます。
くりぜんざい。
結局心も身体も温まりそうな、秋メニューに決めました。
というか3人で伺ったのですけど、全員それになりました。
ひと口大に小さくカットした焼き餅、あずきに焼き栗。
くりぜんざいって、あまり経験がないのですけど、別皿での提供って多分珍しいのではないかと思います。
別添えにする意味を考えるとするなら、焼き栗のカシッとした表面を保とうという狙いでしょうか。
焼き栗といっても、鬼皮のまま焼いたものと違ってより甘い香りが立ちますね。
餅の香ばしさ、栗の香ばしさ、あずきの香ばしさ。
それぞれのニュアンスが比較的多めに重なりつつも、逆に重ならなかった個性の部分が目立って主張となります。
栗はそのままかじってみたり、ぜんざいに乗せてみたり、最後まで正解はみつからないまま「どうやったって美味しいな!」と思いながら、ごちそう様でした!