この日は平日に休みを取っていたので、のんびり過ごす予定だったのですけど、前日に、
「寿司大に行ってみたい」
というご連絡をいただいて、人に頼られる、求められるというのもありがたい話なので喜んで乗っかることに。
何だかそんなことばかりしています。
というわけで、平日に突然だったのでお店の皆さんにも「どうしたの!」と驚かれながら入店。
店長の正面に座るのはかなり久しぶりで、豊洲に来てからは初めてかもしれません。
ほかほか出来たてで提供される玉子焼き。
初めてお連れした方には「少し冷めてからもまた美味しいから、少しずつ食べてみてください」とお伝えすることにしているのですけど、今回の方はあっという間に食べてしまう系の方でした。
ほかほかのところを食べ始めたら止まらない美味しさなのでよく分かるのですけどね。
続いてアラ汁。
まず全員にサービスで出されるここまでの2品と、よどみない店長のトークで説明不要にお店の良さが分かります。
のどぐろ。
ほんのり炙って固まったすき間から、さらさらと流れ落ちる脂。
クエ。
高級魚の白身が続きます。
寿司大さんの白身の中では、ミルキーな脂が印象に残るネタです。
鰯。
皮下の脂の層が目を引きます。
とはいっても鰯としては脂の強さはほどほどで、さっぱりと香りを楽しむ1貫でした。
春子鯛は昆布締めと普通のとあるということで2貫いただきます。
左が昆布締め、右が普通のです。
昆布締めは、言われないと分からないくらいの自然な旨み。
春子鯛特有の、小さな見た目からは想像できないボリューム感のあるソフトな食感はやや抑え目で、ジューシーに詰まった身質になっていました。
続いて普通の方をいただくと、なるほどと分かるその差。
やはりこちらの方が旨みが控えめで、鼻から抜ける香りを楽しむことができました。
身厚も素晴らしかったです。
サヨリ。
最近いただくことの多かったネタをこちらでも。
寿司大さんではクイッとひねって、薬味を飾ります。
ゼリーのようにふるふるの食感に、ちょっと骨ばった渋い味わい。
ご一緒した方もシャッターチャンスと見てすかさず一枚。
そこを僕も一枚、であります。
皮目を串に巻いて炙って出してくださいます。
これ、意外と身がしっかり付いていて食べでがあるのですよね。
というわけで、急遽の訪問でしたがとても楽しく過ごさせていただきました。
誘ってくれた友人と、お店のみなさんに感謝感謝しながら、ごちそう様でした!