この日は仕事帰りに四谷三丁目の猫廼舎さんへ。
狙いはコーヒーではなくホットチョコレートです。
先日もホットチョコレートをいただいた際に泡だて器によるホイップの腕が出来映えを左右するような話になったのですけど、今回はハンドミキサーで作ってくださるとのこと。
飲んでみると、かなりきめ細かくクリーミーになったのがはっきりと分かります。
口当たりが軽くなるものかと思っていたのですけど、きめ細かくなった分舌触りがかなり濃厚でむしろ重くなったように感じました。
感じ方は個人差があると思いますが、ここまで均質にのっぺり仕上げるよりもう少しアラがあるくらいの方が風味が豊かに感じられるような気がしました。
ちなみに猫廼舎さんでは、65℃で30分間という低温殺菌にこだわった木次乳業の牛乳を使われているのですけど。
今回の新型コロナによる休校措置で給食の牛乳分の需要がなくなったために、木次乳業さんも大きな打撃を受けているのだとか。
低温殺菌の方が牛乳の風味がよくなるのは分かっていても、日本でそれをする業者が少ない背景にはビジネスに乗せにくい業界の構造があるわけで。
それでもこだわって木次乳業さんにとって、ビジネスモデルが崩れるのは大きすぎる痛手なのだと思うのですよね。
もともと僕は牛乳を買う習慣がなかったのですけど、そういう「今までなかったところに需要を増やす」ということが「支える」ということだよなあと思う今日この頃です。
いまはどこも大変なのはもちろんなのですけど、ちょっと気を抜かないで見渡して、意識的な動きをしなければいけないなあと思っております。
本日はそんな終わり方で。