色んなお店のテイクアウトを利用するようになった頃、地味に戸惑ったことのひとつに❝お店を出るとき何と挨拶するか問題❞がありまして。
中で食べたときは「ごちそう様でした!」か「美味しかったです!」と元気に言い残すことが常だったのですけど、テイクアウトだとそれを使えないのですよね。
「ありがとうございました~」「え~と、あ、ありがとうございました~」とお店の方と同じ言葉で呼応し合う形になってふにゃふにゃどもる感じになってしまっていました。
そこへ満を持してサンラサーさんです。
「ありがとうございました~」と挨拶をすると「気を付けてね!」と返ってきて、ごく普通のことではあるのですけど何軒か巡ってモヤモヤしていたところだったのでスカッとする思いだったのですよね。
この訪問後一度は完全に店営業を休止されて、通販やnoteでのレシピ販売にシフト、それらを継続しつつやっぱり軸足を店舗に戻して営業再開されて現在に至るわけですが。
休業に入る際のお知らせの最後の言葉が、
「またみんなで笑顔で、お会いしましょう。またね。」
で、再開するときの看板の文言が、
「元気にしてた?どう?またカレーたべにきてよ!!」
とされている辺りにお店とお客さんの関係性が象徴されているように思いました。
果たして僕たちはカレーを食べにカレー屋さんに行くのか、食事をするためにレストランに行くのか、緊急事態宣言で外食を控えた期間に何度も考えていたことではあったのですけど、テイクアウトのカレーを食べながら味わっているのは「カレーの味」だけではないよなあとしみじみ感じ入ったところでございました。
…とまあ、カメラの調子が悪くてパシャパシャ撮った写真がこれ以外すべて消えてしまったので、ちょっと趣向を替えて思ったところを書き殴ってみた次第です。
個人的には金曜に伺うことが多かったのですけど、通販を継続する関係で「金曜日は一旦全て定休日」になるというお知らせを読んで「ヘーーーイ!!」と大きめの声が出たおうち時間の昼下がりでしたが、先の見えないコロナ禍ということでミスチルの『終わりなき旅』より「高ければ高い壁の方が登ったとき気持ちいもんな」というフレーズを信じつつ、何とか、どうにかやりくりしてまた元気に笑顔でカレーを食べにいきたいと思います!