しばらくテイクアウトのみで利用していた「米花」さんでしたが、この日は久しぶりに店内飲食。
いままでと同じくではありますが、期間を置いた分ややボリュームを増した近況報告などしながらお料理を待ちます。
お新香は茄子、お隣は山芋と胡瓜の❝赤い❞和え物。
久しぶりの店内飲食ということで、季節はすっかり夏に向かってまっしぐらになっています。
初見は何だこれという感じだったのですけど、唐辛子系の香りのする和え物になっています。
山芋は薄切り、胡瓜は叩いたような粗いカットになっていてなるほどこれがどちらも味のよく染みた仕上がりに。
この辺の米花さんの野菜使いの多様さは勉強になるところでございます。
カマス塩焼き。
黄金色に輝く絶妙な火入れ、というかこれそもそも元のカマスが素晴らしい魚体のようですねえ。
水分の多い魚ですが身が締まっているところを見ると一夜干しくらいにしてあるのかもしれません。
引き締まっていますが、口に入れるとじんわり滲む脂。
脂が溢れ出すようなインパクトの強いそれとはまた違う、味のある焼き魚。
店内飲食復帰初日はカマスで見事にかまされてしまいました。
お店の定番である焼き鳥も出てきました。
これこれ、この容赦ないボリューム。
つくねと正肉。
朝ごはんに1本添えられているときはつくねが多かったように思いますが、この日は正肉付き。
質のいいお肉をボリューミーにカットして、これがバッツンバッツンに口の中で弾けるのですよね。
素材の質、豪快さ、季節感、繊細な調理。
そして楽しい会話と、久しぶりながら「らしさ」満載の朝となりました。
これからもよろしくお願いしますという気持ちを込めて、ごちそう様でした!