某店を卒業された元スタッフさんがこの日、秘密の喫茶を1日限定で開くということでお邪魔してみました。
詳細を知らされずに伺ったのですけど、飲食店ですらない旅館の一室のような空間で驚きました。
ちゃぶ台に扇風機。
コーヒーは本格派の深煎りイエメンです。
和室だったので畳に正座してコーヒーをいただきます。
ほどよく雨降りの日だったこともあって、エアコンをつけないでも広々とした室内はとても涼やか。
こんないい部屋で時間を過ごすのは随分久しぶりで、それだけで心が解放される思いでした。
正座した足も痺れる前に崩します。
ペーパードリップで丁寧に淹れられたコーヒーは、深煎りモカらしい甘みの出た味わいにスモーキーでエッジの効いた香り。
せっかくなので手作りのお菓子もいただきます。
2種類をハーフ&ハーフで盛り合わせていただけるということでそのようにお願いしました。
バジルケーキとバナナケーキ。
それぞれライムのクリームとバニラのアイスを添えて。
バジルをメインに香らせるお菓子ってあまりいただいたことがない気がしますが、和菓子でいうところの紫蘇とか桜の葉みたいなイメージに近いような気がしました。
気品のある香り。
バナナケーキは表面をカリッと仕上げてあって、これまたあまりいただいたことのないタイプ。
どちらも少し水分の抜けた質感とか、素朴な風味とか、コーヒーに合うように調整されているようで大変興味深く、そしてもちろん美味しくいただきました。
久しぶりにお会いできることや、もちろん美味しいものをいただくことを楽しみに伺ったのですけど、想像をはるかに超える「いい時間」を過ごすことができて大満足でした。
また機会があればお邪魔できればと思います。
ごちそう様でした!