この日は甘いものを買いに「おやつのこぼく」さんへ。
お休みしている喫茶営業を完全予約制で一部再開されているのですけど、日程的に厳しくて断念したのでせめてケーキだけでもいただきたい気持ちになっていたのですよね。
雨降りの中で開店を待ちましたが、前のお客さんが詰めてくださったのでギリギリ屋根の下に入ることができて助かりました。感謝感謝。
くりロール。
シンプルながら、生地とクリームのベースの美味しさが際立っていて人気のこぼくさんのロールケーキ。
季節ネタとしても活躍していますが、今回は栗バージョンにありつけました。
砕けた栗と、ホクホクしたきんとん状の栗とをクリームの中に置いて、スポンジで巻いてしあげてあります。
栗がたっぷりで、一つ目の目玉のように見えるビジュアル。
栗とクリームの組み合わせは、和栗のモンブランを想起するような味わいです。
水分少なめでポソッとまとまった栗をクリームでのばします。
栗とクリームで抑えた分の甘さを生地で出しているように思います。
相性のよさと、それぞれの足りない部分を補い合うようなパーツによる構成で、口の中で魔法のように一体感を生むロールケーキでした。
ふつうのプリン。
お気に入りのメニューの一つですが、持ち帰ってくるのは久しぶり。
このままスプーンで食べることもできますが、せっかくなのでお皿に取り出すことにします。
このままひっくり返してもびくともしないので、周囲にナイフを挿し込んで空気を入れ込んでやってからお皿を重ねて一振り。
えいやっ!
というわけで無事に取り出すことができました。
こんなの久しぶりだったので、いざやる場面になったら失敗しそうな気がしてきて緊張してしまったこともあったので、この達成感はなかなかのものでした。
そして相変わらず見事な王道固めプリン。
クリームを使わないで、ふるんっと軽い食感なのですけど卵への火入れの質感だけで絶妙な食感を生んでいるようなイメージ。
子どもの頃に作ったシンプルなプリンそのままのイメージの材料、レシピで作っていて、だからこそ「ふつうのプリン」という名前にしているそう。
これぞみんなが食べたい固めプリンだなあと改めて実感しながらいただきました。
焼き菓子もくるみのマドレーヌと栗のフィナンシェを購入。
「かわいい袋ですが大丈夫ですか?」とご丁寧に(←)確認いただいた苺の袋がかわいかったです。
というわけで、喫茶もいずれぜひ再訪したいなと思いつつ、それでも大満足でごちそう様でした!