この日は食べてみたい柿があったので、久しぶりに「フルーツパーラー・ゴトー」さんへ。
店内は満席だったので、お店前の名簿に名前を書いてちょっと散歩。
少し待って席に案内していただきました。
席を間引いていらっしゃるようで、1人席に案内していただきました。
元々目当てにしてきたパフェと、メニューを見て気になったパフェを注文してみました。
8種の柿のパフェ。
初めて聞く名前の柿もあったので興味津々です。
トップ左が富有柿、右がおけさ柿。
下は紀の川柿(黒あま)から時計回りで、東京紅、次郎柿、陽豊柿、東京御所、秋王柿。
富有はとろっと、おけさはシュクッと。
紀の川はザクッと固め。
品種の名前ではなく、平核無柿を木になったま脱渋する方法で栽培した柿のことなのだそう。
黒い果肉が特徴。
東京紅はやや紅を帯びた色。
角が取れた熟し具合でしっかり甘め。
興津2号と花御所の交配種。
次郎は、ガシガシ系かと思いきや比較的やわらかくてしっかり甘み。
陽豊は富有と次郎をかけ合わせて両方のいいとこどりしたような柿だそう。
まだちょっと固めのようでしたが、すっきりしたいい香り。
東京御所というのは東京限定品種。
やや固めで香りは淡めでしたが、意外に甘みがあります。
秋王。
富有と太秋を交配した福岡の品種。
サクッとトロッの中間みたいな透明感のある食感。
甘みがしっかり強めでした。
アイスはおけさ柿とバニラ、ソースは百匁の完熟。
おけさ柿のアイスが淡白でよかったですねえ。
甲州百匁柿のパフェ。
この日の目当てはこっち。
百匁柿ってパッと見はよく見かける富士柿みたいなのですけど、似て非なる逸品なのだそうなのですよね。
百匁(=375g)の名前の通り、1個でずっしりした重さのある大きさの柿。
カットしてパフェに乗っていてもパッと見て分かるボリューム感です。
食感、味わいともに富士柿に似ていますが、こちらの方が甘さが強い一方で香りはすっきり洗練した感じ。
ちょっと白あんのような軽やかな風味なのですよねえ。
もう少し固いときのさらりとした歯応えも好きなのですけど、とろとろしてくるとゼリーのように色気のある食感になるのですよね。
ソースの完熟百匁も強い甘みが印象的でした。
お店の方に伺うと、富士柿は百匁柿の一種だけど、出荷前に渋抜きをして食べやすくしてあるブランドなのだそう。
一度富士柿も試したことがあるものの、やっぱり味が落ちるのが気になって、甲州百匁柿を自分のところで渋抜きするやり方で決めたとのことでした。
こだわりの百匁柿なのですね。
というわけで、9種類の柿を大満喫して満面の笑みでごちそう様でした!