この日は朝イチの豊洲「寿司大」さんへ。
空席ができている日もあるようですが、この日は席が埋まっていて少し待ってから入店。
お店のみなさんにご挨拶しながら席に着きます。
12月ということで、年内最後ということになるでしょうか。
今回は最初にアラ汁が登場。
ブリの皮がたくさん入っていてぷりぷり。
冬場は冷えた中でお店に着いているので、最初にいただけるのがありがたいのですよねえ。
まぐろ皮脂漬け焼き。
味噌漬けにした厚みのあるまぐろの皮脂を焼いたもの。
基本的には完全に脂身。
ところどころ身も付いていて、まぐろらしい旨みを味わえます。
真鯖。
青森産といわれた日はついついたくさん注文してしまう「寿司大」さんの真鯖。
桜色の身、銀色に輝く皮目、そして血合いの色もあざやか。
しっかりした脂乗りですが、身に脂が馴染んでいてサラッと一瞬でとけます。
血合いと皮目周りが濃い味。
真鯖。
握りでも1貫いただきます。
ツマミでいただくより口の中に脂が残る時間が長くなって、より鮮明に風味を感じることができました。
玉子焼き。
熱々のうちにいただきます。
生いくら。
夏から始まった生いくらですが、この日がラストであとは冷凍物になるとのことで乗せられて注文。
出始めのふつふつと皮のやわらかいときから、今年は随分楽しませていただきました。
これは「生」の魅力を再確認するためにも、冷凍物になってもいただいてみたくなっている次第。
氷見の寒ぶり。
「氷見の寒ぶり」というと、氷見漁協がブランド価値を保つため、重さ6キロ以上で脂ののったブリが安定して出荷できる見通しが立ったときに毎年「寒ぶり宣言」を出しているのですよね。
個人的に「不漁で寒ぶり宣言見送り」となったニュースのインパクトが強くて妙に覚えているのですけど、調べてみるとあれは2015年度のことで、もう5年も経っていたようです。
あれ以来再び毎年ちゃんと寒ぶり宣言は出されて、今年も11月21日からシーズンに入っていました。
寒ぶり美味しい。
平貝。
帆立より強めのこりっとした歯応え。
海草系の磯の香り。
きす。
塩、醤油、わさび醤油…と選べましたが、きすといえばやっぱり梅肉で。
小振りに見えて厚みのある身は、ぷりっと弾けて強い旨み。
穴子。
今回は塩でお願いしました。
持ち上げると口に入れる前に崩れ落ちそうな繊細なやわらかさの穴子でした。
というわけで、バランスよくあれこれいいものをいただけました。
大満足でごちそう様でした!