この日は国立を歩いていたのですけど、向かう途中「ダバ・クニタチ」さんで「ゆくとしくるとしターリー」なる特別メニューを掲げているのを確認。
用事を済ませてから戻ってもまだ入れそうだったので、いただいて帰ることにしました。
年末から年始にかけて提供するスペシャルターリーの意味のようです。
というわけで登場。
サグマトン、チャナキーマ、しおちきん、季節ヤサイのカリー、にぼしのラッサムスープ、タマリンドチャトニ、ナスのピクルス、エッグパコラ。
サグマトン。
サグはほうれん草とのこと。
マトンの味がめちゃめちゃよく出た味わい。
スパイスが効いていても落ち着いています。
チャナキーマ。
ガルバンゾーと鶏ひき肉のキーマカレー。
こちらも旨みがたっぷり出た優しい味わい。
しおちきん。
お店の定番で、軽い味わいながら旨みたっぷり。
そして旨みを際立たせるように効果的な唐辛子の辛み。
季節のヤサイカリー。
トマトベースで、凄まじく立体感のある味。
例えるなら、ケチャップとかウスターソースくらい奥行きのある完成度の高い濃厚な❝折り重なった❞味でした。
にぼしラッサム。
ラッサムというと南インドではお味噌汁みたいな存在とよく言われると思うのですけど、にぼしの風味が加わることでよりそれらしい印象に。
沁みる。
エッグパコラ。
ひよこ豆の衣をつけたインド風の天ぷら。
しっかり固ゆでの卵が入っていて、ほくほく。
手前はフルーティーな酸味のタマリンドチャトニ。
ナスのピクルス。
どのカレーもキラリと光るところがあって、どれが1番と聞かれたら返答に窮するターリーでした。
サグのまったりした質感は好みの仕上がりでしたし、鶏ひき肉のキーマも「こういうのを食べたかった」と言いたくなる優しい1品でしたし、しおちきんはさすが定番メニューの完成度、野菜カリーは「野菜のカレーならこれくらいかな」という想像を驚くほどに上回ってくる味のボリュームで、ラッサムは寒空で冷えた身体に沁みる沁みる…。
前回も思いましたが、日本風ではない紛れもないインドライクな調理ながら、どこか日本的な食べやすさを感じるお料理の数々でした。
確実に一歩、もう一歩とこちらのお店を好きになってしまったな~と思いながら、ごちそう様でした!