この日は珈琲とチョコレートのお店、蔵前の「蕪木」さんへ。
チョコレートを自家製で製造されるこちらのホットチョコレートが気になっていたのですけど、いつもコーヒーを注文してしまうのでなかなかいただく機会がなかったのですよね。
今回は覚悟を決めてわき目もふらずにホットチョコレートを注文しました。
ホットチョコレート（かもがや）。
メニューの説明書きでは"チョコレートのポタージュ"と表現されるホットチョコレート。
3種類ある中から「かもがや」を選択。
「ナッツのような香ばしさと深いコク」ということで、1番落ち着いた味のイメージなのですよね。
提供時に「熱いでお気を付けください」と注意があるので、入念にふーふーしつついただきます。
とろりとした舌触りもさることながら、味に密度があるので食感以上に重量感があるというか、固形のチョコレートを食べているような不思議な感覚になります。
落ち着いた飲み口なのですけど、ひと口飲むごとに頭がエネルギーが回るような濃い風味です。
じっくり飲んでいると、表面にしっかり食感のある膜が張り始めます。
これがさながら簡易ガトーショコラといった風合いで、次第に膜が張るのを今か今かと待ちわびながら飲み進めるような気持ちになりました。
「蕪木」さんに来たらコーヒーを飲まないと申し訳ないような気がしていて今まで頼まずに来たのですけど、店名にも「珈琲とチョコレート」と冠している通り店主さんはチョコレートにも並々ならぬ思いを注いでいらっしゃるのですよね。
それに気が付くある出来事があってから覚悟は決まっていたのですけど、ようやく念願かなっていただくことができました。
あえて3種類のチョコレートでホットチョコレートを用意されていらっしゃいますし、他の2種類も早く飲まなくてはなと思いながら、ごちそう様でした！
