随分暖かくなってきたこの日。
お昼から午後にかけて仕事があるので、市場はいつにもましてサクサクと回っていきます。
買い物の後は「米花」さんへ。
今週は宇宙モノの名作映画について指南を受けました。
ほどなくしてお料理が登場。
白滝の真子煮とひじき煮。
この日のひじきはさつま揚げ入りで、ハムかベーコンの入ったさつま揚げも混じっていたように思います。
さつま揚げは煮物に入れれば出汁として有能。
ごっそりと真子を和えてあります。
煮汁を吸った真子がほぐれてとろとろになって、ペースト状にも近い質感になっているところも。
しっかり醤油に漬け込んだような状態になっていますが、ふきの辛子和えだったように思います。
これは春の香り。
つんと抜ける風合いと合わせてさわやか。
季節の短い春野菜も逃さないようにいただいていかないとな、とこの機会に気を引き締めます。
なめたかれい煮付け。
そういえばこの冬はいただく機会がまだなかったかもしれません。
写真では分かりにくいですが、かなりボリュームがあります。
ぱんっぱんに膨れ上がった子持ちのなめたかれい。
通常、子持ちになると栄養を奪われて身は痩せてしまうものですが、殊、なめたに関しては身もしっとり脂乗りよく、エンガワにはぷるっぷるのコラーゲン質がたまっているのですよね。
なめたの魅力を存分に味わえる、上質な1皿でした。
市場らしい季節感を堪能できる朝ごはんに大満足しつつ、ごちそう様でした!