久しぶりに「一幸庵」さんのお菓子が食べたくなったので茗荷谷へ。
時期的に桜餅かなあと思いながらお店に向かったのですけど、
なんと3種類も桜餅があったので、とりあえずすべて購入。
桜の葉を開くと…、
この3種類!
西の道明寺、東の長命寺は有名ですが、長命寺がこしあんと粒あんの2種類用意されているようでした。
道明寺。
中は粒あん。
桜色をつけてあることが多い気がしますけど、こちらは白色。
しっかりした食感の道明寺で、粒感がありつつキラキラしたビジュアル。
あずきの質感もはっきり感じられる粒あんと合わせて、食感が印象に残る道明寺でした。
桜餅。
道明寺に続いて、こちらも白色です。
薄墨桜。
こちらも長命寺ですが、色の付いた皮が目を引きます。
白い方がこしあん、茶色い方が粒あんです。
緩めのこしあんが包まれているので、手に持つとそのやわらかさを直に感じることができます。
涼やかなこしあんに、桜の葉のビビッドな塩味が好対照。
こしあんと比較することですごく食感がしっかりしているように感じられます。
皮もじゃっかんコシがあるイメージ。
粒あんからも香ばしさを感じた気がしました。
春雷。
蕎麦軽羹と小倉羊羹の2層構造。
春雷はその名の通り春に鳴る雷のことですが、その音で冬眠していた虫たちが目覚めるので虫出しの雷ともいわれるそう。
蕎麦粉で作った軽羹なので、見た目に分かりやすい蕎麦色をしています。
香ばしさと湿度のある軽羹生地に、ポクポク小倉の食感が心地よい1品でした。
木の芽饅頭。
「一幸庵」さんのシンプルなお饅頭が好きなので、メニューの中にあるとついつい買ってしまうのですよね。
真っ白なお饅頭に飾った木の芽がかわいらしいです。
食べると素朴な味わいの中にパッと花咲くように木の芽の香りが印象的に広がります。
ひと口でぱくっと食べてしまうのがもったいないような、でもそれがどこかいいなあと思えるお饅頭でした。
季節を感じながら、すべてのお菓子に満足してごちそう様でした!