国立に来たら外せない「甘味ゆい」さんでかき氷をいただいていきます。
訪問時は時間指定で席の予約をして、時間になったらお店に伺うシステムになっていました。
狙っていたメニューは品切れになっていたのですけど、それならばと季節のフルーツメニューを2品注文しました。
お茶が美味しい。
枇杷。
丸っと盛り上がった形に盛られた氷の上に、しゅくしゅくとした独特の質感の枇杷のソース。
かき氷のフルーツのソースというと、とろみがあって濃厚なものが多い気がしますけど、こちらは淡い色合いで儚い風合いが印象的です。
それほど味が強いわけではありませんが、ふんわりとほのかに枇杷が香ります。
ちょっと粒が混じっているのが見えますけど、タネも一緒に粉砕しているのでしょうか。
下の方には煎茶を忍ばせてありました。
淡い味わいを渋みで引き締めるグラデーションぶりが見事。
煎茶を差し込むことで枇杷の味を完成させる仕掛けがちょっと戦慄するほどに決まっていました。
メロン×スペアミント。
こちらはミルクの氷にミントを効かせたメロンのソース。
白いミルクの氷に、メロンのソースも淡い仕立て。
薄緑の中に点々とミントが見えています。
「甘味ゆい」さんのかき氷は、見た目からして涼しげなのですよねえ。
果肉はとても甘いもの。
対してソースは味わいも軽めで、香りで味わうメロン感でした。
これも淡いメニューなのか、と思いながら食べ進めていると、下にいくにつれてミルクの甘みが強まってきます。
そして終盤は強い甘みにメロンの香りが重なることで、これまた見事にメロンの味が再現されるようなイメージ。
ここにきてスペアミントの爽快な香りも効いてきます。
毎回美味しくいただいているこちらのかき氷ですが、今回はちょっと圧倒される完成度の高さでした。
またすぐにでも伺いたいな!と思いながら、ごちそう様でした!