この日はすごく久しぶりに代々木公園の「path」さんへ。
オープンして割とすぐで話題になっていた頃に伺って以来なので5年ぶりくらいということになりそうです。
あのときはほぼ1人貸切状態で食事をした記憶があるのですけど、今回は店頭で名前を伝えてから着席するまで2時間近くかかりました。
自家製ハムとカマンベールチーズのサンドイッチ。
付け合わせはセロリのような風味がして、恐らく根セロリのラペというかコールスローのようなサラダ。
脂気はなく火入れでしっとりさせた自家製ハムは、肉質の素朴さに対して穏やかよりやや強めの味付け。
そこへカマンベールのクリーミーでミルキーな後口と、ウォッシュ特有の香りが残ります。
焼きがしっかり入ったカンパーニュの香ばしさ。
そして見た目には分かりませんが、全体を握っているのはコク深いバター。
バランスよく一体感が主張しているとさえいえそうなサンドイッチでした。
王道で力強いド直球の1皿でした。
名物のダッチパンケーキ 生ハムとブッラータ。
こちらは注文から提供まで30分以上かかるということで遅れて登場。
30分かかったということはなかったと思います。
パンケーキという言葉が付いていますが、クレープとかシュー生地の親戚といえそうな食感や味わいです。
塩気のある生地の中心にブッラータを据えて、その上にたっぷりの生ハム。
ブッラータは淡白なモッツァレラと生クリームという組み合わせなので、なかなかに塩気を飲み込む力の強めなチーズですから、生ハムとの相性は抜群。
生クリームの甘さと生ハムの香りよさが際立つ生×生コンビと、器になるダッチパンケーキ生地のクセになる質感。
前回もいただいたのですけど、この1品は妙に記憶に残るのですよねえ。
長い時間待ってもいただく価値のあるお料理でした。
大満足でごちそう様でした!