蔵前の「蕪木」さんで購入して以来、他のお店でも飲み比べたくなっている今年のサン・イルガチェフェですが、なかなか他のお店で出会えないので以前購入したことのある高円寺の「珈琲店 長月」さんへ。
メニューにはサン・イルガチェフェがなかったので気持ちを切り替えて、最近自分でよく焙いていてお店焙煎のものをいただいておきたかったインド・モンスーンを注文。
インド・モンスーン。
「大坊珈琲店」の系譜を受け継ぐこちらの店主さんは、ドリップポットを固定してお湯を点滴しながらネルを動かすスタイルのドリップ。
機械が印字していく様子を見ているようで、丁寧で精密。
カップは有田焼の香蘭社。
クラシカルでありながらモダンな色使いが素敵です。
深煎りのコーヒーは縁のところの色に意外と差があって、紫だったり黄色だったりするのですけど、このモンスーンは赤とも黄色とも見える不思議な色。
酸味はもちろん苦みそぎ落としてあって、甘みを中心に落ち着いた味わいが残っていました。
帰りしなご主人にサン・イルガチェフェについて聞いてみたのですけど、今年はやはり仕入れられなかったとのこと。
希少価値が上がってきているのでしょうか。
この後、阿佐ヶ谷の「Bnei Coffee」さんでも聞いてみましたが、そちらも入荷していないそうでした。
「長月」さんが「私が知っている限りでは2軒しか仕入れられていない」と仰っていて、てっきり「蕪木」さんと「Bnei Coffee」さんのことだと思ったので当てがはずれてしまいました。
もう1軒はどこなのだろう…と迷宮入りしかけながら、ごちそう様でした!