少し前から気になっていた若松河田のスペイン料理「小笠原伯爵邸」併設のカフェ「OGA BAR」へ。
季節のフルーツを使って提供されるパフェが魅力的だったのですよね。
予約も受け付けていて少し前に訪問しようとした際は満席で入れなかったのですけど、今回はふらっと立ち寄って待たずに案内していただくことができました。
席に着くなり迷わずパフェを注文します。
ナガノパープル×花とハーブのパフェ。
最近ぶどうといえばシャインマスカットという風潮がありますけど、ナガノパープルを選ぶところが渋いです。
味わいにも渋みがあるのが印象的で、色もあざやか。
レモンバーベナの泡。
まずはさわやかで華やかな香りからスタート。
スライスして美しく並べたナガノパープル。
このぶどうは皮の食感もいいので切って食べるのはもったいなく感じるところもありますけど、一切のざらつきのない断面、ゼリーのようなふるふる感と抜群にそのよさを発揮した質感になっていました。
下にはさらに爽やかさを加える青リンゴとタラゴンのソルベテ、レモンバーベナとヨーグルトの アイスクリーム。
真っ白なメレンゲはココナッツ、コントラストが素敵なナガノパープル色のゼリー。
タンニンの渋みで厚みの出た甘みのゼリーです。
ゼラニウムとりんごのクリーム、生クリーム、モスカートダスティのゼリー、そして再びのナガノパープル。
かなり要素は多いのですけど、食感は優しく、トーンの統一感は取れたパフェに仕上がっています。
スプーンは食べやすいようにジャストフィットサイズを2種揃えた手厚さ。
名前と見た目と食べた印象が一致する、完成度が高く、丁寧なサービスの行き届いたパフェだなあと感じました。
また今後も楽しみに次のパフェを…と思っていましたが、シェフの退任に伴ってパフェは一旦終了するとのこと。
シェフの次の動向も楽しみにしつつ、美味しいパフェをいただけたことに感謝してごちそう様でした!