続いては毎度同じに「とんかつ八千代」さんへ。
「米花」さんでガッツリ揚げ物をいただいたので、今度はさっぱりしたものを…と思って品札を眺めます。
この日の煮物はちくわとちくわぶが入って、おでん風。
大根、にんじん、里芋…と具沢山でもあります。
具沢山な煮物の醍醐味、風味豊かなお出汁が相互に浸み合って、身体に沁みる沁みる。
ちくわとかちくわぶみたいな食材は一人暮らしをしているとなかなか食べる機会のなかったところなので、たまにいただくとより一層味わいよく感じられます。
アジ酢を…と思ったのですけど、この日はまだ仕込めていないということでネギトロをいただきます。
正式にメニューにあるのは中落ちなのですけど、この日はネギトロ。
ネギトロというとネギとトロを合わせた料理と誤解されることもあるのですけど、正確には「中骨」の周りに付いた赤身をこそげ取ることを「ねぎ取る」と表現するところからくるのだそう。
なので中落ちと同じといえば同じようにも思いますが、その辺りのネーミングは売り手の差配なのでしょうか。
さっぱりとした酸味、ほのかな旨みと、ほんのりまぐろの脂の甘みも余韻に感じられる夏っぽい味わいのまぐろでした。
「八千代」さん特有の刻み海苔の香りもよし、わさびも絡めていただきました。
お刺身系も侮れないから毎週通っても飽きないんだよなあと改めて感じ入りつつ、大満足でごちそう様でした!