この日はどこかでフィナンシェを買おうと思ったのですけど、乗り換えの都合上渋谷に降りたったので周辺を少しうろついた末に久しぶりにフランス産バターのブランドとして有名な「エシレ」のお菓子を買ってみることに。
丸の内の「エシレ メゾン デュ ブール」で購入したことはありますが、渋谷では初めてです。
カヌレ・エシレ。
カヌレは自分で作ったことがないのであまり意識していませんでしたけど、レシピにバターが入っているのですよね。
渋谷店限定のようなので、初めて見かけたので気になって購入。
比較的背が低くて幅広タイプ。
表面の固さよりも全体的にもっちりとした質感が印象的です。
そして食べると驚くほどのバターの主張。
今までカヌレを食べてバターの風味を感じたことってあまりなかったのですけど、こちらはストレートにバターが主張していました。
カヌレとして正解の味ではないかもしれませんが、エシレのカヌレとしては「なるほど」と思わされる1品でした。
フィナンシェ・エシレ。
以前は金塊型だったかと思いますが、正方形になっていました。
焼き色は深め。
午前中に買って食べたのは夕方くらいでしたが、カリッカリの表面の食感がしっかりと保たれていました。
中はとろりとして感じられるほどにバターリッチで、風味豊かな仕上がり。
こちらもエシレらしさを感じられる1品でした。
以前いただいた際(金塊型)は食感はクリスピーなものの、焼きすぎでバターの風味が乏しかった記憶があるのですけど、今回は食感はさらに軽快さを増した上に風味もよくなったように感じられました。
形を変えた理由はそこにあるのでしょうか。
サブレサンド・ブール。
限定販売を経て新宿店限定で販売されていた商品のようですが、今は渋谷でも購入することができました。
焼き色の浅いクッキー生地にロゴ入りの包みが巻かれると、何だかエシレバター感が出て可愛らしいです。
薄手のクッキー2枚で、フレッシュバターのクリームをサンドしたシンプルなお菓子。
いざ口に入れてみると、バターはホイップされているようでかなり軽い食感。
軽いようでいて、やっぱりバターはバターなので舌の上にはやや重さもあるので、軽くて重くて軽い感じでちょっと不思議な質感でした。
エシレバターは火を入れるよりもパンに塗って食べるようなフレッシュな楽しみ方に向くバターだと伺ったことがあるのですけど、そういう意味ではフィナンシェの形でいただくよりもこちらの方が適しているとも思えるのですよね。
このホイップという扱い方が風味を活かすうえではアリなのか判断に迷いますが、火入れの有無という点ではこちらの方がいいのかもしれないと思える1品でした。
ちなみにサブレサンドに添えてあった保冷材はエシレのロゴ入り。
裏には牛のイラストに加えて3言語で「食べられません」と書かれた可愛いデザインでした。
久しぶりにエシレのお菓子を買いましたが、フィナンシェは進化も感じられて、お土産に使えるときなどありそうだなと先のことを考えつつ、ごちそう様でした!