この日は茅場町付近でカレーを食べたいなと検索して、初訪問のお店へ。
やってきたのはモダンスリランカ料理の「HOPPERS」さん。
夜はコース料理を提供されていますが、ランチはライスとカリーの定食がいただけるとのこと。
事前情報にあった通り外国人の店員さんが英語オンリーで接客なさっていましたが、メニューを予習してあったので何とか注文。
スリランカ定食 ライス&カリー。
ライスを中心に、スパイスの利いたおかずがぐるりと並びます。
ビーツカリー、ココナッツマッルン、ナスモージュ、キャベツのソテー、春菊サンボル、パパダン、パリップ、丸干しイワシ、アルテルダーラ。
名前で分かりそうなメニューと分からなさそうなメニューと色々。
とにもかくにも目を引くのは、丸干しイワシ。
この香りが漂うだけで日本の朝っぽい気持ちになります。
春菊のサンボル、ビーツカリー。
春菊を和食以外で使うとこんなに風味が強かったかと気付かされることがありますけど、スパイスにも勝っている印象。
パパダン、パリップ、アルテルダーラ。
パリップは恐らくモルディブフィッシュだと思うのですけど、かなり強い旨み。
鰹節とかおかかのような風味で、食べ慣れない感じは全くと言っていいほどありません。
ナスモージュ。
真っ黒な見た目で味が想像できませんでしたが、こちらもひと言で表現するなら佃煮。
玉ねぎの甘みや酸味も少し感じて、味濃いのにやさしさに溢れるやはりどことなく懐かしさのある仕上がりです。
ココナッツマッルン、キャベツのソテー。
色や香りは異国感が濃いのですけど、食べてみるととても食べやすいおかずばかり。
丸干しイワシを含め、かなり日本の朝ごはんに近い仕上がりを意識しているのではないかと思ってしまうほど親しみの湧く1皿となっていました。
ちなみに上手くいったと思っていた英語による店員さんとのコミュニケーションでしたが、1点だけすれ違っていたことに気がつきました。
カレーは3種から1種選ぶところを、僕は欲張って「追加カレー」を2種お願いして全部食べることにしたのですよね。
フィッシュ、海老、チキンとあって、フィッシュがサクラマスということだったので、「定食のカレーはどれ?追加はどれとどれ?」という趣旨の質問に対して、「フィッシュがメインで」と答えたのですよ。
提供されてみて、「あら?」と思ったのは、フィッシュだけミニサイズだったこと。
なるほど定食のカレーはミニサイズ、追加分はフルサイズということだったようです。
後悔が大きくなるしっとりサクラマスと、乳脂によくとけこむマスの脂。
チキンはやや辛めで、尖ったスパイスとチキンの強い旨み。
海老は甘いカレーにあって、独特の香ばしさと旨みが味のバランスをとります。
というわけでおかずもカレーもどちらも甲乙つけ難い主役同士が共演するような定食でした。
想像に反してとても食べやすいカレーだったので、夜も気軽にお邪魔できそうだなと思いつつ、ごちそう様でした!