この週末は遠出の予定がありましたが、朝はしれっと市場へ。
ささっと回って帰ろうという強い意志を持ちつつ、いつも通り「米花」さんの席で落ち着きます。
ひじき煮。
定番のシンプルなひじきと人参の煮物……かと思いきや、
オレンジのは桜海老でした。
初めて食べる組み合わせでしたが、雰囲気が違っていい感じ。
まぐろ赤身刺し。
雑な言い方をすると、「米花」さんに通うことで美味しいまぐろを食べることにすっかり慣れてしまった今日この頃ですが、ちょっと見たことのないくらい美しい赤に発色した赤みが出てきました。
重すぎず、それでいて酸味はあまりなく、澄んだストレートな旨み。
ふわっと軽い口当たりですが「米花」さんならではの大振りカットなのが利いていて、軽やかなのにずっしりとその質感を感じることができます。
今まで食べたまぐろの中でもトップレベルに美味しいまぐろでした。
お寿司でいただくまぐろももちろん素晴らしく美味しいですけど、切っただけでここまで感激できるのすごい。
浅漬けというか塩もみした感じの野菜に、台湾の香辛料「馬告(マーガオ)」で香りづけしたトリュフオイルをかけてあります。
かぶ、きゅうり、人参、コリンキーに、しそも和えてあります。
風味贅沢仕上げ。
生食かぼちゃのコリンキー。
馬告は胡椒というにはさわやかな風味だなと思ったのですけど、店主さんに「レモングラスみたいな香りがするでしょう」と言われて、まさしくと思いました。
調べると「レモングラスの香り」と説明される香辛料のようです。
お新香はお新香でひと皿提供されました。
よく酸味の出た茄子のお漬物です。
というわけで、全体にさっぱりしつつもボリューム満点で、各所に味のインパクトのあふれる朝ごはんでした。
これぞ「米花」さんだなと思いながら、ごちそう様でした!