10月になっていよいよ食材やお料理も季節感が変わってくる中、今日も今日とて豊洲市場の「米花」さんへ。
最初の出てきたおすましは、つみれかな?と思ってよく見ると……
「海老のお団子」と呼ばれるしんじょのようなものが入ったお吸い物でした。
ぷりんと可愛い食感で、海老の風味が際立ちます。
続いては大皿でグリル野菜の盛り合わせ。
色みがすっかり秋づいています。
かぼちゃは焼き目のところにバターを載せたのか、野菜の糖分と相まってカラメル化したような感じに。
ねっとりとけたところにマヨネーズを絡めます。
さつまいもにもバターが載っていたように思います。
野菜の素朴な風味と香ばしさ、そして強い甘みを感じられる1皿でした。
ひじき煮。
人参に蓮根にしめじ。
ひじきは合わせる食材のバリエーションが豊富で、「米花」さんでは隠れエースのようなお料理なので、自炊でも何度となく真似させていただいています。
鰆煮付け。
久々に登場した煮魚メニューとあって、気分も高まります。
大皿なので伝わりにくいかもしれませんが、かなり大きなカットです。
乱れのない断面、皮目。
身の繊維や血合いから骨に走る筋が、美しい幾何学的な紋様を描きます。
腹身は銀皮がギラギラ。
まだ寒くなる前の季節ではありますが、脂がよく乗ってミルキーな味わいの感じられる鰆でした。
いつの季節も魅力的ですけど、寒い時期の「米花」さんは格別なんだよなあと改めて感じながら、ごちそう様でした!