あまり来たことのない町なので、食後のコーヒーもいただいて帰りましょうということで、「1st Quarter」さんへ。
店主さんは元缶コーヒー開発職の方だそうで、何やら味作りにこだわりの深そうな変わったメニュー構成になっています。
「メニューが分かりにくいので、試飲をどうぞ」と出されたデミタスカップの3杯。
何でもこちらのコーヒーは、抽出を4段階に分けたときの最初の1/4に当たる濃い抽出液(45ml)をベースに、比率を変えて水で割ることで味を調節するのだそう。
カフェオレに当たるメニューは、水ではなくフォームミルクを加えるようでした。
ダイレクト(エチオピア)、プリン。
僕は迷わず、抽出液そのまま提供される1番濃い「ダイレクト」をお願いしました。
ダイレクト コーヒー45ml
インパクト コーヒー45ml 水30ml
スタンダード コーヒー45ml 水75ml
ソフト コーヒー45ml 水105ml
です。
豆の量が分かりませんが、ダイレクトに関してはやや濃いめのデミタスと考えていいのかも。
とはいえネルドリップではないので、このスタイルで提供するお店は稀有な存在のように思います。
焙煎の度合いによるものかもしれませんが、やや酸味の立った味わいで、飲み始めてから温度によって味が変化しますが、それでも終始主張があったのは酸ベースの風味に感じました。
プリン。
オーソドックスなプリンで、ほどほどにしっかりした質感に好感を持てます。
しゃばしゃばのカラメルソースは、穏やかにプリン全体の味わいに懐かしさを加えるもの。
コーヒーの繊細な味の違いを感じ取る作業を遮らない、プレーンなプリンでした。
初めてということで贅沢すぎる試飲を出していただけて、少量ずつとはいえそれだけで満足できそうな量で申し訳ないくらいでした。
次はお腹に余裕を持たせて行って、飲み比べくらいして楽しみたいなと思いつつ、ごちそう様でした!