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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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代々木上原の「珈琲木の下」で2種類のネルドリップ飲み比べ(寒月)、干し柿。

「ルシァレ」で隣の席にいらっしゃったコーヒー屋さんの喫茶がこの日も代々木上原で営業されるということでしたので、そちらの営業開始を待って伺ってみました。

 

お店の名前は「珈琲木の下」さん。

福岡の「珈琲美美」さんの元スタッフで、現在はコーヒーを焙煎したりネル枠を製作したりされている方のお店です。

 

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この日は時間がなかったのですけど、2種類のネルドリップ飲み比べというメニューに果敢に挑戦することにしました。

 

何でも布の折り方の違うネルで同じ豆を飲み比べるというなかなかにマニアックな内容ということだったのですよね。


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豆は季節のブレンド「寒月」。

 

まずは平織り。

調べてみると、洋服でいうと夏物に使われる通気性のいい生地というイメージのようです。


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この日のコーヒーのお供は干し柿。

黒糖のように複雑みのある甘さが強いお菓子ですから、深煎りのコーヒーとよく合いますね。


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平織りネルで抽出したコーヒーは、落ち着いた苦み、香ばしさの中にほのかにフルーティーな風味が残っていて、こたつの中でみかんを食べているような温かさがある1杯でした。


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飲み比べ2杯目は、綾織りのネルで。

平織りに比べて密度が高く、厚みのある生地だそうです。

 

というわけでこちらの方がドリップには時間がかかりそうで、やや温度も低めだったように思います。


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味が強くなるかと思いきや、むしろ角が取れて穏やかな味わいになった印象で、悪くいえばぼやけた感じともいえそうですが、口当たりがやわらかくなって飲みやすいコーヒーでした。


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ネルドリップを始めた頃にネル枠を数本買ってきて飲み比べたことはありますが、お店では初めてだったので貴重な体験になりました。

 

ドリップの仕方も変えているかもしれませんが、知らないで飲んだら別のコーヒーのような違いが出ていて改めてコーヒーの世界の奥深さを身をもって思い知りました。


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メニュー、カップ、内装などシンプルながら上質さを醸し出す品があって、とても気になるお店になりました。

 

会話の流れで、普段ネル枠を使っている話になって、店主さんに直接お礼を言うこともできました。

 

また営業日のお知らせを見逃さないようにして、近く伺いたいなと思いつつ、ごちそう様でした!

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