ちょっと恒例みたいになりかけている椿山荘のアフタヌーンティーへ。
前回は苺とチョコレートでしたが、今回はより一層春めいて桜アフタヌーンティーです。
来年なら桜も散っているような時期なので心配していましたが、今年の東京は桜が遅かったためむしろひとつも咲き始めてもいないような自体でした。
桜アフタヌーンティー。
桜がまだでも桜アフタヌーンティーはあるということで、これぞ花より団子といった風情で楽しむことにします。
最上段に甘いもの。
中段にスコーン。
最下段にセイボリー。
桜一色というわけでもない感じ。
意外な食材も見えていてテンションが上がります。
スコーンに付けるお供は左からプレーンのクロテッドクリーム、苺のジャム、小倉のクロテッドクリーム。
小倉のクロテッドクリームがさっぱりした餡バターみたいな感じで単品で食べても美味でしたが、スコーンと合わせるにはやっぱり王道プレーンが格別でした。
うなぎと山椒のサブレ。
ストレートに蒲焼きの鰻を、ほんのり山椒の香るサブレにのせてあります。
ひと口サイズですが、思ったよりちゃんと鰻を食べた感。
菜の花・生ハム・ゴマブレッドのサンドウィッチ。
春の味としての菜の花は生ハムと合わせてサンドに。
菜の花ってベーコンと合わせるパターンは結構ありますけど、生ハムとの組み合わせもひと癖あるもの同士でしっくりきています。
桜。
紅茶と緑茶ベースのフレーバーティー。
桜のフレーバーというか、一歩飛び越えて桜餅を想起する香りでした。
スコーン(プレーン)。
スタンダードなプレーンはイングリッシュマフィンのように非常に整った成型。
どのスプレッドとも合いますが、やはりプレーンのクロテッドクリームとの相性が絶品です。
舌平目のエスカベッシュ サフラン風味。
サフラン以外のスパイスも感じたような?
セロリがいい香りでした。
スコーン(よもぎ)。
よもぎのペーストを練り込んだというスコーン。
後味のバターの香りに紛れて草が茂っています。
パンナコッタとマンゴー 生姜風味。
意外な味だったのがこちらで、杏仁豆腐みたいな感じを想像していたら、マンゴーにしっかり生姜の風味が利いていてなるほど上の段ではなく下の段にあるわけだ、と思わされる仕上がりでした。
スコーン(桜)。
桜のフレーバーに加え、少しドライチェリーが入っているそうです。
ドライではありますが、これによって瑞々しさが出ます。
萌黄。
レモングラスの香る煎茶で、中に柚子ピールの入ったホットドリンクでした。
柚子ジャムティー的な。
桜ムース。
抹茶の生地にのったひと口ムースは濃厚な質感で、上生菓子にも近いイメージです。
カヌレ。
てっぺんに苺ジャムがトッピングされていますが、これが桜風味なのだとか。
桜バターサンドクッキー。
桜風味のクッキーでバタークリームをサンドし、中心にはドライチェリーが仕込んでありました。
和パフェ。
抹茶の寒天、求肥やこし餡を重ね、桜色のクリームが絞られています。
抹茶寒天がかなり強めの苦みなのが意外でした。
〆の1品に選びましたが、食べ応えがありつつも甘さ一辺倒にならずさっぱりして食べやすかったです。
ラストオーダーのドリンクは、ローズブーケに。
特に意識していませんでしたが、この日のドリンクは全て季節限定のメニューを選んでいました。
ジャスミン、ラベンダー、エルダーフラワーと実際に花びらが散りばめられつつ、フローラルな香りの充満するアイスティーでした。
アフタヌーンティーを終えた後は庭園で桜のプロジェクションマッピングで照らされた小径を歩いたり、何だかんだで桜を満喫することができました。
大満足でごちそう様でした!