4月になったので幡ヶ谷「kasiki」さんの月替わりのスープとアイスのメニューをいただきにまいりました。
今年は桜が遅かったので、ようやくやってきたかなと思われるようになった春らしさを感じさせる内容のようで期待が高まります。
はるかのスープ/よもぎとヴェッキオサンペーリのアイス。
はるかは日向夏の自然交雑から生まれた品種の柑橘、ヴェッキオサンペーリはシチリアの熟成ワインです。
よもぎのアイスは見た目ほど草気が強くなくて、ほんのりな風味。
ヴェッキオサンペーリで深い甘みが加わって、お店のSNSで説明されていた「春の野山の風景」が思い浮かぶような香りが広がります。
そして、「意外」と言ったら失礼かもしれませんが、主役はむしろはるかのスープ。
グレープフルーツ系の爽やかな香りの後に、苦みが心地よく乗っかった甘みがどしっとくるのですよね。
「春は苦味」と教えてくださったシェフがいらっしゃいましたが、これもまたひとつの春の味といえそうな味の積み上げ方でした。
今回もそれぞれの要素といい、その組み合わせといい、驚きと学びのあるひと皿でした。
大満足でごちそう様でした!