この日は季節のホワイトアスパラを食べたくて、幡ヶ谷の「Cyōdo」さんへ。
席が結構埋まっていてギリギリでしたが、カウンターにお席をいただけました。
ゆでたてホワイトアスパラガスの卵黄ソース。
というわけで1品目からお目当てのメニューをいただきます。
「日本は四季が美しい」という話もありますが、ホワイトアスパラの香りをかぐと春の陽気の代え難さは日本だけのものではないのだよなと気付かされます。
オランデーズソースのようではありますが、「卵黄ソース」という記載でした。
ふわふわモコモコの軽い口当たり、ほのかに酸を感じる爽やかな香りがありながら、コクの深い味わいです。
みずみずしいホワイトアスパラから立ち上る春の香りに、ソースで煌めきと深みを加えた春らしい1皿でした。
都萬牛のレバーソテー。
表面をカリッと香ばしく焼き上げた牛のレバーにエシャロットを散らしてあります。
ぷちっと弾けるような歯応えで噛み締めると、表面のクリスピーで香ばしいスナックのような味わいとギャップのあるレバー自体の強い甘みが口に広がります。
1皿目の時点でだいぶ満足していたのですけど、またこの1品のために再訪したいと思わされる魅力のあるお料理でした。
ヤギミルクのクレームダンジュとパイナップル。
デザートというより、チーズを食べるためのメニューという感じ。
独特の酸味、旨みを持つ山羊乳のクレームダンジュに、濃厚な甘い香りを放つパインを添えて。
提供されたときは、想像よりボリュームがあるなという印象だったのですけど、ぺろりと食べ切ってしまいました。
どのお料理も素晴らしくて、季節ごとのメニューを押さえられるような通い方をしないといけないなあと反省しながら、ごちそう様でした!