この日は実家に帰省していたのですけど、せっかくだから近所の気になっていたコーヒー屋さんにも行ってみましょうということで、弘明寺の「海苔子珈琲」さんへ。
代官山からこの地に移転してきた「猿楽珈琲」さんが3月いっぱいで閉業されて、跡地を引き継いで雰囲気そのままにオープンされたお店です。
プリン、二十四番地珈琲。
照明は暗めで、静かな分色んな音が聞こえてくる店内です。
二十四番地珈琲はモカベースのブレンド。
「猿楽珈琲」さんにあった二十三番他珈琲というメニューがルーツなのでしょうか。
質感といい、苦みの深さといい重みのあるもの。
ここ最近いただいたコーヒーの中で1番重かったといっても過言ではないと思います。
そしてこういうコーヒー特有の、喉元を過ぎた後の余韻の甘さも比例して濃く感じられました。
海苔子珈琲。
こちらは「本日のブレンド珈琲」とあったと思いますが、そのときどきで内容の変わるブレンドということなのかも。
比較するとこちらの方が軽やかさがあって、酸味に近い跳ねるようなニュアンスも含む1杯でした。
プリン。
やや細身で、重力で少し輪郭がたわんだフォルムです。
カラメルソースは淡めの色合い。
暖色系の照明も相まって、赤みを帯びた色みに見えます。
ずっしり重くするのではなく、弾力の強さがスプーンを跳ね返してくるプリンです。
もっちんもっちん。
また帰省ついでに来たくなる、というよりここに来るために帰省が増えそうなレベルで魅力を感じるお店でした。
目立つ看板はありませんが、一応入口に記載あり。
「猿楽珈琲」さんの名前も確認して、大満足でごちそう様でした!