シャウエン(正式にはシェフシャウエン)は「青の街」として知られ、街中が真っ青、それもかなりあざやかな青色に塗られています。
青く塗られる理由は諸説あって、強い日差しの反射や温度の上昇を防いだり、虫除けの効果があったりなどと言われているようです。
定期的に塗り替えが行われるそうで、ひと口に青と言っても様々な青系の色溢れているので「青って200色あんねん」と唱えながら歩き回りました。
朝7時くらいだとほとんど人が出歩いていなくて、1時間近く散歩してもすれ違ったのは1人だけでした。
ただ猫さんはたくさんいます。
「COFFEE BREAK chaouen」。
青い街の坂を下って青くなくなったところで現れる、カサバ(要塞)博物館を臨むハマム広場の端っこでどストレートな店名のコーヒースタンドに立ち寄りました。
ホットのカフェラテ。
初訪問のエスプレッソ系のお店ではまずホットのラテだと思って注文しましたが、アフリカの太陽を浴びて散歩した後だったので汗が止まらない状況に。
モロッコはイスラム文化が背景にあるのか、カフェにいるのは男性がほとんど。
イタリアのエスプレッソ文化のように、おじさんがふらっと立ち寄ってはお店の人と一言二言会話をして、ドリンクを持って去っていく姿をたくさん見ました。
ラテを飲んでいたら、「渋谷で絨毯を売っていたことがある」と流暢な日本語で話すモロッコ人の男性に話しかけられて、絨毯を売り付ける手口かな?と思いながら相槌を打っていたら、ひと通り話して満足げに歩いて行ってしまったので、本当にただ「渋谷で絨毯を売っていたことがある」日本好きの男性だったようでした。
散歩中のら犬に追いかけられて困っていたら、通りすがりの男性が追い払ってくれるなど、行く先々で親切にしてもらって、人の温かさに触れる旅だなと思いながら、ごちそう様でした!