午後は前日同様スペインモスクに上って、名物のサンセットを眺め、暗くなってから街に戻って夕食を食べることに。
次の日の朝には街を離れる予定なので、最後に美味しいものを食べたいねと選んだお店は「Tissemlal」。
ちょっといいリアド「カーサハッサン」の中のレストランだと思われます。
まずはモロッコ恒例のホブスと、アミューズ的な小鉢が2つ。
オリーブと、人参・レーズンのマリネという感じ。
どちらもパクパク食べてしまいます。
モロッコでは結構どこに行ってもオリーブが出てくるので、何だか自然と受け入れられるようになってきました。
モロッカンスープ。
どこかで1度はいただきたいと思っていたモロッコの定番メニュー。
根菜やきのこ、豆、お肉の旨みを抽き出して詰めた濃厚なエキスです。
最初のひと口は旨みを旨みと認識できないほど濃く凝縮していて、脳がフル回転する感覚になりました。
味が似ているというのとは違うと思いますが、この体験、この感覚で思い出されたのは魚介の濃厚なスープであるフュメドポワソンでした。
後半はレモンを搾ってさっぱり。
舌が慣れると次のひと口が止まらなくなる魔性のスープでした。
肉串。
こちらも定番料理のひとつ。
「meat skeaw」(=肉串)としかメニューには書かれていなかったと思いますが、意外にも色々盛り合わせで提供されました。
お肉はラムだったかと思いますが、見た目は焼きが深そうなものの、ほどよく脂の残った食感はぷよんとやわらかで、食べやすい1品でした。
ポテサラ的なもの。
クスクスと、野菜のマリネ的なもの。
モロッコに来てから日本とは食文化が違うなと感じさせられる出来事もいくつかありましたが、ここは付け合わせがどれも日本人の舌にも合っていて、これはこれで大変興味深く感じました。
メニューにあったCaramel Creamも頼んでいたのですけど、食事が終わった後に「やっぱり品切れだった」と言われてしまったので残念ですがここまで。
いいお店だったなと思いながら、ごちそう様でした!