シャウエンから次の目的地へ向かう道中、高速バスから高速バスへの乗り継ぎがあってフェズで数時間だけ過ごしました。
何か軽くお昼ご飯を食べたいなと思って歩き回っていたら、おしゃれなカフェを見つけたので立ち寄ることに。
モロッコは公用語はアラビア語とベルベル語で、旧宗主国であるフランス語やスペイン語も通用するようなのですが、ここでは英語が全く通じず少し注文に苦労しました。
ガレット・コンプレ。
ガレットというともう少し茶色系の生地をイメージしていましたが、そば粉ではないということなのかかなり白に近い生地でした。
潰れた感じの目玉焼き、ハム、折り返した中にたっぷりのチーズが盛り込まれています。
正直、見た目はちょっと惹かれなかったのですけど、経験したことのないトロフワな生地でとても美味しかったです。これは一体何なのか……。
他のお店で食べていないので判断がつかないのですが、旧フランス領のモロッコの地で独自の変化をしたものなのか、このお店が独特なのか……。
ミントティーはポットでの提供。
ちょっと高めの位置から注ぐのが定番のよう。
僕も見様見真似でやってみます。
お茶はだいぶ色濃いですが、何だか上品な見た目です。
ここでも角砂糖は別添えで助かりますが、ひと口飲んでみるととても"しょっぱくて"驚きました。
この後旅行中何度か現地の方に、ミントティーに塩を入れることはあるかと尋ねましたが、みんな怪訝な顔をしていたのでそういうことはなさそう。
入念に調べていたら、日本人が現地の味を再現してみたというレシピで塩を少々加えているものがあって、これは想像ですが「日本人には現地の水の硬度が高いため、豊富なミネラルを塩気のように誤認する」ということが起きているのではないかと思いました。
上品なフレーバーなのですけど、飲みきるのにかなり苦労するくらいには塩気を強く感じてしまいました。
ここでもやはり生搾りオレンジジュース。
ガレットもミントティーも、かなり驚きましたがここでも非常に楽しい食体験ができました。
大満足でごちそう様でした!