歩きに歩いた1日を終えて、最後の〆は「Patisserie Jus Al jaouda」へ。
ペストリーとジュースのお店で、地元の方がお菓子を買いに来ているように見える姿もありましたが、この日は暑かったこともあってラインナップ豊富な生搾りフルーツジュースを求めるお客さんが殺到している状態。
ここは競り場かと言いたくなるような荒ぶる群衆を前に臆しつつも、何とか店員さんと目が合って注文することができました。
マンゴージュース、洋梨ジュース。
大きめのビールジョッキのようなグラスになみなみと注がれています。
マンゴージュース。
ジュースというよりソースと言いたくなるような濃度。
ストローで吸い込むので頬の筋肉が疲れるほどの重さがあります。
甘みや香りも申し分なし、マンゴージュースを飲みたい気分のときに飲みたいのはこういうやつ、とでもいうべき理想に近い1杯でした。
洋梨ジュース。
こちらも洋梨としては濃いですが、マンゴーと比べると瑞々しさがあって、渋みやほんのり苦みも舌に残る感じが爽やかな余韻になっていました。
ムハンチャ。
ガゼルの角に続いて、こちらもピエールエルメのモロッコメニューのモチーフになった伝統菓子です。
アーモンドのお菓子ということで方向性はかなり近いですが、こちらは蜂蜜でコーティングされた下に直でアーモンドの生地がきている作りです。
ネチッとしたテクスチャー含め、より「甘いもの」感は強くて食べ応えのあるお菓子でした。
翌日朝には帰国に向けて出発なので、1日の締めというか旅の締めにも近い時間でしたが、滑り込みでピエールエルメで広げておいた風呂敷を少し畳むことができて大満足でした。
ごちそう様でした!