さらに移動して高円寺「珈琲店長月」さんへ。
暑い季節になると登場する甘味をいただきたくなったのですよね。
コーヒー(ボリビア)、水ようかん。
コーヒーはボリビア、ブラジルに隣接する南米の国です。
ひと口目はドスの利いた深煎りのコーヒーという印象を受けますが、舌が慣れてくるとその余韻のスコーーン!と抜けるような心地よさに気が付きます。そしてじわじわと甘み。
水ようかん。
「長月」さんでは夏の定番メニュー。
コーヒーとあんこの相性のよさはもうだいぶ知られているところかと思いますが、コーヒー屋さんで水ようかんというのはまだそんなに例がないのではないかと思います。
粘度の高いあんこと合わせるとコーヒーと馴染むまでに口の中で少し待つ時間が生じますが、その点水ようかんのある種の"うすさ"が馴染みよさとして機能して、合わせた瞬間にひとつの味になる感覚があります。
また濃いあんこのときと比べて、この馴染みよさによってあっという間に深煎りのコーヒーが和らぐので、むしろ甘味の側がコーヒーをやり込めている感覚さえあって面白いです。
何より、この暑い季節に食べたくなる質感は「文化だな〜」と感じながらいただきました。
大満足でごちそう様でした!