夏の終わりに香川でうどん屋さん巡りをすることに。
台風の影響で実現が危ぶまれましたが、何とか四国に乗り込むことができました。
まずは香川のうどん屋さんを調べると軒並み人気No. 1と記載のあった「手打十段うどんバカ一代」さんへ。

釜バター。
釜揚げあつあつもちもちのおうどんにバターと黒胡椒がのっていて、別添えの生卵を自分でのせ、醤油をかけて混ぜていただく1品。
カルボナーラ的な濃厚さとパンチが魅力で、絶対的1番人気のメニューのようです。
黒胡椒は粗挽き。
食べ始めると、ネギとともに歯応えを伴って風磨がキリリと立ち上がる仕掛けになっています。
仕上げに自分で生卵をのせて完成。
和えながらいただくと、バターと卵黄の濃厚なコクかつ力強いまろやかさの一方で、主張の強い黒胡椒や、風味のアクセントになる後がけの天かすまで全ての要素に存在感があって、確かに高い人気に頷ける1品でした。
冷やかけ+きつね。
もともと好きなメニューなのですが、今回は冷やかけを1つの縛りにして、各店を巡ることにします。
おお……これが……!と一瞬言葉を失う本場讃岐のお出汁のキレ。
冷やにしていることもあって、よりいりこ出汁のシャープな風味が力強さを増している気がしますし、逆に冷たさを強く感じさせる味のようにも思われました。
茹で上げで締めてある麺は、釜バターとは全く別物。
小麦の香りかわなだらかに広く広がっていくような釜揚げのやわらかい味わいと比べて、こちらは噛んだ瞬間からぶわっと押し寄せる剛健な風味が特徴に感じられました。
いりこ出汁のキレと小麦のボリュームのある香りがよく合っている感じ。
1軒目から先制パンチのような分かりやすい魅力と、目を閉じてしばらく黙って味わいたい奥の深い魅力を浴びせられて、この旅の続きが心から楽しみになりながら、ごちそう様でした!