続いて強まる雨の中ひと休みしましょうということで、「珈琲と本と音楽 半空(なかぞら)」さんへ。
店名からイメージしていた通り、本と音楽を愛する人がコーヒーを片手に語らえるような空間。
独自の文学賞も主宰されていて、ある種のコミュニティの中心にあるような存在なのかもしれません。

半空ブレンド、フルーツサンド。
ネルドリップで抽出されるコーヒーと、狙っていたフルーツサンドを無事に注文できました。
半空ブレンド。
店内に手回し焙煎機はありますが、ブレンドは「ハマヤ」のものを仕入れているとか。
ネルフィルターは通常のネルと地元の工芸である保多織りの2種類を豆によって使い分けるそうですが、今回は通常のネルだったように思います。
ほのかにとろみがあってビターな味わいが舌に残る深煎りのコーヒーは、店内にぎっしりと並ぶ書籍の香りと合わさってどこか懐かしさを感じさせるところがあります。
保多織りのフィルターも気になったので購入しましたが、こちらはスッと抜けがいいのでどちらかというと浅い焙煎の方が合うのではないかということでした。
フルーツサンド。
クリームがたっぷり使われて、パツパツに膨らんだビジュアルの可愛いフルーツサンドです。
フルーツはパイン、キウイ、そしてピンクグレープフルーツだったと思います。
フルーツサンドの赤の要素といえば苺が定番ですが、ピンクグレープフルーツを採用することでよりジューシーでフレッシュな印象の食味に仕上がっています。
たっぷりなクリームでありながらこの軽さ。
パンはそれなりにしっかりと厚みがありますが、それを感じさせないやわらかさでクリームをそのまま持ち上げているような感覚。
クリームは甘さ控えめで、ボリュームはあるものの非常に食べやすい1品でした。
コーヒーと交互に口に入れているとあっという間に消えていました。
梅こんぶ茶。
市内の栗林公園で売られていた梅干しを大量に購入してきたことをきっかけに作られたメニューなのだとか。
この日は真夏ながら荒天で気温も上がらなかったので、身体の内側から温まるのがありがたいドリンクでした。
メニュー豊富で何度通っても飽きない、それどころかどんどん魅力にハマっていってしまいそうなお店でした。
また香川に行く際は必ず寄りたいなと思いつつ、ごちそう様でした!