ランチのカレーは、中央線沿いということで選択肢は豊富でしたが、結局高円寺まで戻って「大江カレー」さんへ。
ピークタイムは外したつもりでしたが、まだ10人弱の行列ができていて少し待っての入店。

鶏肉のカレー(大山鶏)、野菜のカレー(南瓜とミニトマトとひよこ豆)。
この日の魚介のカレーが牡蠣だったのですごく惹かれたのですけど、初訪問なのでまずは基本と思われたチキンと野菜でお願いしました。
野菜のカレー(南瓜とミニトマトとひよこ豆)。
塩味とスパイスの刺激が全て旨みに集約されたような味で、乱暴ではないもののかなりパンチの強い味の濃度ですが、南瓜とひよこ豆がひょこひょこ現れてはホクホクの質感でほっこりさせてくれます。
素晴らしいバランス。
鶏肉のカレー(大山鶏)。
玉ねぎ、生姜、にんにくというカレー作りの初歩みたいなところをひたすら基礎練し続けて、凄まじい筋肉が下半身に纏っているような野太いベースの上にあって、鶏の脂がシャープな旨みとふくよかな香りを醸しながらギラギラに輝いています。
スパイスも尖っているのですけど、それをアクセサリーに見せてしまうくらい旨み、鶏肉の味が主役になったカレーでした。
もともとSNSなどで写真を見かけて、今の時代に随分シンプルな盛り付け方だなと思っていましたが、店主さんのツイートをさかのぼっていたらご自身の好きなロック音楽になぞらえて「カレーのビジュアルにおける8ビートはこの形ではないかと思った」と書かれていてカッコいい!!!となって食べにきたのでした。
かっこいいカレー、かっこいい店主さんにうっとりしながら、ごちそう様でした!