lockandgo65

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

築地を中心に食べ歩いています。よく食べ、よく歩きます。

【広告】

築地の「本種」でにぎり寿し一・五人前。

築地 寿司
最近無性に惹かれて仕方なかったメニューをいただきに、築地場外の本種さんへ。
 
実は、まだ大学生だった5年ほど前、このお店で丸ちらしを食べたのが僕の初築地メシだったのですよ。
いい印象しか残っていないのですけど、ついつい今まで再訪できずに来てしまいました。
 
開店時間の11時前に伺いましたが、既にカウンターは満席。
ぐるりと回り込んだところにあるもう1つの入り口から入って、テーブル席に着席。
 
大将は板前服をお召しで、もうひと方エプロンを着けている女性店員さんがいらっしゃいましたが、
一見普段着のさらに男女1名ずつも店員さんのようで、初め少し混乱しました。
 
関係者のお子さんや、お客さんでも店員さんでもない知り合いの男性が店内にいたりして、
雰囲気的には町内会の集まりのような感じ。
 
にぎり寿し一・五人前(1500円)。
本種さんのお寿司は、昔ながらの町のお寿司屋さんタイプ。
 
江戸時代の握り寿司は、今でいう"おにぎり"サイズに握ったのを2つで1貫として、
手っ取り早くお腹いっぱいになるファストフードだったと言いますからね。
 
ハマチ。
温度が高いのも関係していそうですが、食感がゆるめ。
歯応えがないと脂もだれて感じられる気がしますね。
 
ただ、不思議と舌にやさしい温もりとやわらかさ。
 
アオヤギ。
個人的にアオヤギが好きなので、チャンスがあればお寿司屋さんでも注文したりしますが、
貝類の中でも特にシャリと馴染みの悪いネタなのであまりやっているところはないのですよね。
 
大きめのシャリに、上手いこと包丁を入れたネタを被せてあって、
今までいただいたことのあるアオヤギ握りの中でもトップレベルに一体感がありました。
シャリの味がやさしいのもポイントだったかも。
 
比較的大型の小肌は、肉厚でしっかりとした脂。
 
大味といえば大味なのかもしれませんが、味がぼやけているわけではなく、
こういう小肌は久しぶりだったので、新鮮で魅力を感じました。
 
 

真鯛、いか。

真鯛は、白身として魅力のある食感のやわらかさではないように感じましたが、
これもハマチと同じく、握りとして不思議と温もりを感じる仕上がり。
 
いかは歯にやさしく付いて、角の立たないサクッとした歯切れ。
ほのかな甘みと、ほのかな旨み。

 

 
赤貝とトリ貝。
どちらも食感にハリがないという言い方もできますが、やっぱりこの方がシャリとは馴染むのかな。
 
香りも主張がありすぎない分、収まりのいい一体感。
 
車海老。
これは一見他店の車海老と比べてシャリを捉えられていないように見えましたが、
形がモソモソしている効果なのか、やはりシャリとつながりを持っていました。
 
まぐろは部位を言い分けづらい感じでしたが、中トロ寄りの赤身と、中トロと、蛇腹といった感じでしょうか。
 
3つ入れるなら1つは赤身だろうと高をくくっていただいた1番右でしたが、思ったよりもずっと脂が乗って酸味と甘みをバランスよく感じるもの。
見た目から蛇腹だな、と決めてかかっていただいた真ん中のは、スジがあまり気にならず脂も思ったよりもサラリとしてさっぱりとした味わい。
あらら?と最後にいただいた1番左は、かなり甘みと重みを伴って口どける濃厚な脂乗りでした。
 
3者3様に特徴があって楽しめるまぐろでした。
 
そして今回1番のお目当てだったのはこの自家製玉子焼き。
初訪問でいただいた丸ちらしにも乗っていて、ちゃんと卵の味が感じられるほのかな甘さの仕上がりが強く印象に残っていたのですよね。
 
これは記憶が美化されていたわけでもなんでもなく、今回もビビッと心の琴線に触れるネタでした。
 
お味噌汁はアラで出汁を取ったもので、海苔がたっぷり入ったものでした。
 
お店の雰囲気は、前回訪問時よりも僕が食べ歩き慣れしていることもあって余裕を持って見られましたが、
店員さん同士の関係が快活で、お客さんとの絶妙な距離の取り方が温かくて、
店内でぼーっとしている間、思わず頬が緩んでしまうような場面が何度もありました。
 
料理に関して言いますと。
再訪まで5年も空いたことからも分かると思いますが、正直言ってこちらの握りは個人的には好みのタイプではないのですよね。
実際いただいてみてもその思いは強まるばかりでした。
 
でもなんかイイ。
 
ところどころ冗談みたいにワサビが多くて、あふれる涙を周りに気取られたくないのでこぼれないよう斜め上の空を見つめたりして。
 
落ち着いたところで手に取った次の1貫の"シャリとネタの間"が明らかに黄緑色をしているのが、にじんだ瞳にもくっきりと映って思わず固まったりして。
 
"お母さん"のおにぎりを食べているような感覚に近いのですよね。
シャリは控えめの味、ほの温かくて、大きめに丸っこくて、ずっしりしているのに口の中でふわっとほぐれる。
 
もしかしたら世界一美味しいお寿司を握れるのは"お母さん"なのではないかと思わされてしまうほど。
最近一方面からしかお寿司を見ていなかったことを気付かされたような、不思議な感覚になりました。
 
もちろん「お母さんの握り寿司が世界一美味しい」というのは言葉の綾でございまして、
これを読んでくださっている子持ちのお母さまにおかれましては、
拙速にも「今晩の夕飯は握り寿司」などと準備を始める際は自己の責任で握っていただきますようお願い申し上げます。
 
また伺います。

 

築地の「高はし」で太刀魚塩焼(シモ)、ゆばとろお吸物。

高はし 築地
定番パターンとは順番を替えて、朝とお昼の間くらいのタイミングで高はしさんへやってまいりました。
 
朝やお昼と比べて常連さんが少ない時間だったようで、3代目とゆっくりお話することができた気がします。
この日は特に最近の3代目お気に入りネタでかなり盛り上がりましたよ。
 
太刀魚塩焼(シモ)(2000円)。
以前いただいたときは"部位指定"はなかったように思いますが、今回はかま、真ん中、シモと3つの選択肢が用意されていました。
太刀魚の脂は、焼くと爆発的に香りが魅力的になりますね。
 
「高はしさんの太刀魚って、最高ですよね」
と以前某先輩にお話ししたら、
「シモもすごくいいから機会があれば食べてみて」
と言われていたのですよ。
 
というわけで今回はシモを狙い撃ち。
 
高はしさんの太刀魚は極厚すぎて「"太刀"には到底見えない」「斬れ味なさそう」が定番ジョークですが、
シモに限っては、斬れ味鋭い太刀のように見えますね。
 
他の部位に比べれば身の厚みや幅はありませんが、長いのが2切れですからボリュームはなかなか。
 
意外にも身に脂はしっかり。
他の部位に比べたら控えめなのかもしれませんが、しっとりした舌触りな上にジュワッと溢れるほどには脂が乗っていました。
 
身が薄い分、皮の香ばしさが目立って感じられるのはシモならではかもしれません。
 
表面を"研いで"いくと、中から見事に真っ白な刀身が露わに。
 
こうして食べ進めると、皮の香りと脂の香りと、二重奏のハーモニーになっていたことがよく分かりますね。
 
ゆばとろお吸物(300円)。
最近お椀メニューも色々登場しているようですね。
 
今回は、ときどき副菜で登場するゆばとろを使ったお吸物だそう。
 
お味噌汁みたいに見えますが、ゆばから出た豆乳エキスで白んでいるのだと思います。
 
お出汁はいりこ?強めの出汁にしっかりした塩気、そこへミルキーなゆばが舌を包んで全体の印象をマイルドに。
 
お隣のお兄さんがこのお椀にアレンジを加えていたのも美味しそうでしたが、時すでに遅し。
また機会があったらお願いしてみようかな(^^)
 
今週も念願だったメニューをいただけて、大満足でした。
ごちそうさまでした!

築地の「高邦水産」でかにパン。

築地 パン
最近みなさんのブログで拝見することの多かった、築地の新名物(?)をいただくことに。
 
いつかめぐり合わせのいいときに食べればいいかな・・・くらいに思っていましたが、
そのうち「簡単には購入できないレアメニュー」くらいになってしまいそうで、ちょっと焦りを感じたのですよね。
 
高邦水産。
築地魚河岸1Fでカニを中心に置いている店舗です。
 
早めの時間に伺って「お目当ての商品」が何時ごろから購入できるか伺うと、
「仕込みがあるから早くても8時くらい」とのこと。
 
というわけで8時過ぎにもう1度お邪魔してみたら、無事に用意していただけました。
 
おしゃれなボックスに入っている、と噂には聞いていましたが、全然入りきっていませんでした(笑)。
 
お店の方が、注文を受けてから丁寧に作って丁寧に梱包してくださっていましたが、
"ツメが甘かった"ようです。
 
カニだけにね。
 
かにパン(1000円)。
 
お店で蒸し上げたズワイガニのフレークを自家製のマヨネーズで和えて、
アーリーレッド、アボカド、カイワレを添えたサンドです。
 
華やかそうで実は結構地味、おしゃれそうで、実は結構がさつなビジュアルですね。
 
これだけ雑然としているので、遠慮なくガッツいていただくことにしましょう!
 
と、包みの上からは分かりにくかったのですけど、食パンは1枚だけでオープンサンドスタイルなのですね。
 
以前いただいた、同じく築地場外の気まぐれ屋さんもこのスタイルでしたね。
確か「築地で働く人たちが作業しながら片手で食べられるようにこの形にしてある」と聞いたことがあります。
かぶりつきながらターレを運転している河岸のみなさんを想像できる気がしますね。
 
"自家製マヨネーズ"とのことですが、フレンチドレッシングをイメージしていただいた方が分かりやすいかも。
レモンの香りがさわやかで、さっぱりとした味わいがカニ身ともよく合っています。
 
カニは「北海道産の他にアメリカやロシアのをミックスしてる」とのことでしたが、
みなさんブログ等で書かれていますが、特に水っぽさや安っぽさもなく、
ほどよく締まりがある食感、雑味のないいい味だったと思います。 
 
イメージ 7
パンは専門店ではなく量産品なのかもしれません。
さっぱりしたカニサラダに対して、パンにこれだけの厚みがあって、"それなりの味"が主張してしまっているのがちょっともったいなく感じられました。
 
とはいえ、ちゃんとしたカニを使うところに原価をかけていらっしゃるのが明らかですし、
こういうものと受け止めた方がよさそうですね。
 
毎朝店内でカニを蒸して、手作りで用意していらっしゃるところも好感を持てますしね。
ちょっと丁寧すぎて、1人しかいない店員さんが僕のかにパンを作るのに5分以上かかってしまっていたので、
オペレーション的にこれから続けていける商品なのか心配にはなりました。
 
現在は30食限定で売り切れも早そうなので、気になる方はぜひ計画的に挑戦してみてください。
 
そして、すでにかにパンを紹介されているみなさんの記事もぜひご覧ください!
・「高邦水産(かにぱん)@築地駅」 - ニクQ通信 ~ねこむランチは週休2日~
・「築地場内『小田保』『センリ軒』『弁富』『愛養』。(2017.3.18土) 」 - ハートランドの「のみのみくいくい」
・「築地 高邦水産」 - 楽食備忘録
・「かにパン(築地市場 場外・高邦水産)」 - 今日も朝から千鳥足。。。

【広告】