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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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鵠沼海岸の「埜庵」で夏いちご埜庵、Wパイナップル。

この日は横浜に用事がありましたが、時間まで余裕があったので少し通過して鵠沼海岸へ。
 
埜庵。
世に言う「かき氷ブーム」の先駆けとなったお店ですね。
 
長い行列で有名ですが、平日のこの日は並びなく入店できました。
ただ、僕が出る頃には15人ほどの列になっていたので、タイミングにもよるかもしれません。
 
注文、お会計を済ませて、番号札を机に置きかき氷を待ちます。
 
お茶は温かいもの。
 
適切なタイミングでいただくことにします。
 
夏いちご埜庵。
 
練乳、ヨーグルト練乳、ココナッツ練乳から選ぶことができましたが、いちごなのでシンプルに練乳を選択。
 
丸っと整ったフォルムが印象的。
 
細かめに削った氷を、ぽんぽん叩いて仕上げた感じ。
 
いちごのシロップは、ねいろ屋さんやひみつ堂さんに比べると淡い紅色ですね。
 
さらっと軽い仕上がりです。
 
そのためか、表面から2,3センチくらいは浸透しているのですよね。
 
シロップの粘度は調整していらっしゃるようでしたので、これも恐らく狙ってのこと。
 
食べてみると、いちごの香りはそれほど主張がないかも。
 
しかし酸味を上手く丸め込んだ甘さのバランスが絶妙、マイルドで優しい味わいにとろみのあるシロップと氷のシャリ感が加わって。
口に入れたときの心地よさはこの上ないです。
 
少し食べ進めたら練乳も試してみましょう。
 
上手いこと写真に収めたかったけど全然何のことか分からない1枚になった、の図。
 
見た目には分かりませんが、確かに練乳はかけたので実食!
 
そもそもが甘くまろやかな味わいだったので、練乳の甘さは必要ないかな?とも思いましたが、やはりいちごの香りと練乳というのが鉄板の組み合わせなのですね。
 
口に入れるか入れないかギリギリくらいのタイミングでいちごの香りを感じた瞬間に、これは正解だなと気が付きます。
 
掘り下げた底近くにも再びシロップ。
 
王道。
食べる側のツボを押さえた、貫録のかき氷でした。
 
このかき氷の仕上がりが抜群。
 
埜庵さんは、大分前に1度来たきりで「何が美味しいんだっけ?」と正直忘れていたのですよね。
ただ今回この氷をいただいて、「かき氷としての完成度」は随一だなと。
 
Wパイナップル(1070円)。
パイナップルならもっとどギツい色で来ると思いましたが、意外に淡く消え入りそうな黄色。
 
色が淡いせいか、カメラのピントがなかなか合わずに苦労しました。
 
もちろん味わいも優しいもの。
 
甘さよりも、苦みや渋みみたいな、パインの野菜然とした部分の風味が立って感じられます。
 
Wパイナップルということで、シロップの他に、氷の中にパイナップルゼリーが仕込まれています。
 
カットパインもゴロゴロ出て来ました。
 
氷と食べるt舌が冷え切って正直細かいところの味や食感は分からなくなるので、かき氷とゼリーの相性はそれほどよくない気がしました。
 
でも「かき氷の中にゼリー」と言われたら、それだけでワクワク感が違いますからね。
 
選べる練乳はココナッツ練乳にしてみました。
 
南国意識です。
 
ココナッツ練乳の甘さが強くてシロップやゼリーは食われてしまうのですけど、カットパインにココナッツ練乳をかけて食べるイメージといえば面白かったです。
 
ちょっとイメージした感じと違って意外に感じるところも多かったのですが、氷とシロップが合わさったときの口どけが実にいいですね。
 
個人的には、かき氷に求めることは「果物を果物自体よりも美味しく食べられる」ということを期待しているのでねいろ屋さんやKABOちゃんさんのような果物の魅力をシンプルにストレートに押し出すシロップが好みなのですよね。
そういう意味では埜庵さんのシロップは、果物の香りは主張が控えめだったように思います。
 
一方で、ひと口目驚かされたのは、氷のクオリティでした。
細かく削った氷がギュッと押し固められてあるのですけど、それが口に入れるとシューと融けるのですよ。
最近かき氷というと、シロップやトッピングにばかり意識がいってしまっていましたが、久しく覚えていない種類の感動を感じさせられました。
 
さすが埜庵さんでした。

築地の「高はし」でエボダイ塩焼、ほうれん草おひたし。

続いて高はしさんへ。
 
季節がめまぐるしく変化する今日この頃、お魚のラインナップも目が離せないことになっていますが、この日も目玉が目白押し。
 
中でも注文したのは、高はしさんでは未食だった魚の塩焼きメニュー。
そう珍しいメニューではなく、年に何度かは必ず出ていたメニューだったのですけど、何となく食べ逃していたのですよね。
 
塩焼きは前週に続いて、ということになってしまいましたね。
まずはほうれん草のおひたし(400円)。
 
高はしさんのおひたしの特徴は、しっりめに火が入っていることと、それでいて味も色も濃く出ていること。
「抜けていない」ではなく、むしろ出てきているように感じるのですよね。
 
「パッと出る料理ありますか?」の常連たる、一般的にイメージされるであろう"おひたし"とは一線を画す、ちゃんと仕事された1品に仕上がっていました。
 
大変興味深かったです。
 
えぼだい塩焼(2000円)。
 
エラの後ろにある斑紋が、お灸の痕である「疣生(いぼお)」が名前の由来だそう。
 
焼いてあると分かりづらいですが、小顔でおでこが出て、ちょっとアンバランスなビジュアルに愛嬌のあるお魚ですよね。
 
高はしさんらしいこの焦げっぷり。
 
水っぽさをなくてして旨みをギューッと凝縮させるのが、3代目のスタイルのようなのですよね。
 
確かにこの辺りはしっかり水分が抜けているのが分かります。
 
さらに掘り下げて味わってみると…
 
ジューシーしっとり、それで個性ある濃厚な香り。
 
イメージしていたより、ずっと「エボダイ」らしい香りのある魚だなあと認識を改めました。
そういう意味では、高はしさんの焼き方が合っていた、ということでもあるのかもしれません。
 
骨までムシャムシャ完食。
 
高はしさんでは煮付けをいただく機会の方が多いですが、こうしてたまには塩焼きも頼んで色んな魚を味わうことができたら、と思います。
ごちそう様でした!

築地の「米花」で深川丼、茄子と甘長唐辛子の山椒炒め。

6月22日(金)、この日はお店に入るとJさんの髪色が金色に。
気合いが入ったらしいです。
 
この後たまたまお店を覗いて行ったお客さんが、金髪のアジア系のお姉さんだったのですよね。
その方がいなくなった後、Jさんが「今のコ、アジア系だよな?金髪は地毛じゃないよな?ビックリした~」と驚いていらっしゃったので強めにツッコんでおきました。
 
そんな朝のお食事はこちら。
 
この夏の米花さんらしいラインナップです。
 
深川丼。
アサリとネギを味噌味に炊いたもの。
 
この夏は結構提供されていると思います。
 
そしてこれは毎夏の定番ですが、若干味付けが濃いめ。
 
朝ご飯のうちに、就寝中に汗をかいて失った塩分を補給しましょう。
 
茄子とピーマンの炒めものには、実山椒入り。
 
食べ進むうちにだんだんと舌が痺れてきます。
 
目の醒めるようなさわやかさでした。
 
実山椒はこの時期ならではの香りでしたねえ。
 
お新香はキュウリと茄子。
水分が抜けてくちゃっと萎んだ茄子がいいですねえ。
 
というわけで今週も旬の食材と、旬のワールドカップの話で盛り上がりながら、ごちそう様でした!

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