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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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築地の「小田保」でシャケバター。

3月18日(土)、先日の火曜日に小田保さんで桜マスが始まっているのを見かけました。
 
週末もあれば・・・と思って、この日伺ってみましたが売り切れてしまったとのこと。
 
というわけでこの日のメニューを確認して注文を決め直しました。
幸い気になっているメニューはたくさんありますから、ほとんど迷わずに決まります。
 
店内は満席だった上に、料理はあまり出ていないタイミングだったので、結構待った気がします。
 
シャケバター。
最近の訪問時は毎回候補に挙げていたメニューでしたが、ようやく注文に至りました。
 
桜マスが始まったタイミングとあって、上手くいけば短いスパンで「食べ比べ」ができるかもしれません。
 
本当はシャケフライをお願いしたのですけど、バター焼きで出てきてしまったのでそのままいただくことに。
混雑していましたし、仕方ないですね。
 
というか、カリカリの皮目と濃厚なバターソースを前にして、さらにその香りに包まれてしまったら、
「フライが食べたいんです!」なんて口がシャケても言えませんでしたね。
 
平たい切り身で、どこを取っても満遍なくバターソースが絡んでいます。
 
特に薄いところはカリッカリ、少し厚みのあるところはしっかりと脂を蓄えているので、
味のバランスを考えてタルタルを絡めながらいただきます。
 
これは少し厚みのあるところ。
 
箸で持ち上げると、内側からシャケの脂がぽたぽたと垂れます。
 
ここはカリッカリのところ。
 
もはや魚の身を食べている気がしない食感です。
旨みはもちろんギュギュっと詰まって、濃厚な食べ応えがあります。
「魚」というより「肴」といったところでしょうか。
 
今回はホワイトボードメニューがことごとく売り切れてしまっていましたが、
かえってそのおかげで未食だったレギュラーメニューをいただくことができました。
 
こういう日、大事です。

築地の「米花」で焼き鳥(つくね・レバー)、海鮮サラダ。

3月14日(火)、ちょっと小雨の降る中、小走りで築地場内の米花さんへ。
 
Jさんにご挨拶して、入り口すぐのところに着席。
「ちょっと待っててね。納得のいかない魚だったみたいで、いまアニキ中に行っちゃってんの。」
 
なるほど、静かなわけですね。
 
「納得いかない魚を出すわけにいかないからね。そういうの大事。」
 
「自信もって出せる魚だったら、文句言われても『ウルセー!』って言えるんだ。」
 
ゴソゴソ音がして、お兄さんが戻っていらっしゃいました。
 
すかさずJさんが、
「おまかせイチね!」
と注文を通してくださいます。
 
こちらは急いではいないので、どうぞ焦らずによろしくお願いします!
 
まずはお新香。
 
パッと見だと白菜かと思いましたが、いただいてみるとキャベツでしたね。
 
どーんとボリュームのある海鮮サラダが登場。
 
キャベツの千切り、新玉ねぎ、パプリカの山の上、中に複数の海鮮食材が盛り込まれているようです。
米花さん定番の胡麻ドレ仕上げですね。
 
海老は3尾。
これだけでも十分贅沢だと思いますが・・・、
 
タコ、ホッキ、その裏にアオヤギ。
 
アオヤギは野菜の中にかなりの量紛れていました。
 
キビナゴもたっぷり。
 
以前「サラダ定食」なるメニューの日があったと噂に聞いたことがありますが、
これなら十分にメインとして成立しそうなボリュームですね。
 
サラダがメインだったのかな?
とお味噌汁をすすっていると、何やらいい香りが。
 
ででん!とつくねが登場。
 
先日焼鳥今井さんで魅了されて以来、久しぶりに米花さんの焼き鳥もいただきたいと思っていたのですよね。
 
鶏ハンバーグと呼ぶべきボリューム。
醤油ッ辛さのビシッと決まったタレと、鶏肉のやさしい味わいの絶妙なバランスも魅力的です。
 
ところどころに付いた炭火の力強い焼き目の香ばしさも素晴らしい風味付けになっています。
 
この日はさらにレバーまで。
米花さんのレバーは相当久しぶりにいただくように思います。
 
1番最初と最後に構えるハツは、パツンパツンの弾力。
 
濃い脂と、強めの味がタレをも凌駕します。
 
そしてそのハツをも凌駕するのが、やはりこのレバー。
この日はとろりクリーミーでソフトな口当たりで油断させられましたが、舌を覆い尽くすような濃厚な旨みの強さに圧倒されました。
 
実は"初鰹"を予想して伺ったので、「納得いかなかった魚」というのは鰹だったのではないかと推測しています。
中に入っても納得いくものがなかったから、焼き鳥にシフトしたのかな、と。
 
魚はもちろん気になりますが、米花さんの絶品焼き鳥を2本もいただくことができて、大満足の朝ごはんでした。
ごちそうさまでした!

築地の「KOTOBUKIフーズ」でロカマドゥール、フロマジェダフィノワ。

この週も珍しいチーズに出会うことができました。
 
早速ご紹介を。
 
ロカマドゥール。
名前は、産地であるフランス南部のケルシー地方、その一大観光地だという巡礼地の地名から。
 
40g弱と非常に小さな山羊乳のチーズです。
 
触ってみると、"ぷよぷよ"とかなり柔らか。
ちょっと向こう側は破れて、クリーム状の中身が出てしまっていたほどでした。
 
「6日で熟成する」とも言われ、日本に届く頃にはもう食べ頃になっているそう。
購入したらすぐに食べなくては!
 
これは購入したその日にカットした様子。
さらに翌日にカットしたときには、中身がとろーりと流れ出てしまって大変でした。
 
小さなサイズながら、山羊乳の香りがはっきり感じられました。
甘みは少なめですが、キリッとした味わいで「白ワインと相性が良い」と言われるのがよく分かる系統でした。
 
1つ700円弱。
kg単位に直すと17,500円/kgとなりますから、なかなかの高級チーズですね。
 
フロマジェダフィノワ。
フランスの白カビチーズ、カマンベールの親戚と言うと分かりやすいかもしれません。
 
こちらは何度か購入している定番チーズなのですが、恐らく記事にしたことがなかったので今さらアップさせていただきました。
トリュフ入り、胡椒入りなど、バリエーションが豊富なのも特徴です。
 
カマンベールを木綿豆腐とするなら、フロマジェダフィノワは絹ごし。
ミルクにクリームを混ぜている上に、きめの細かいフィルターを通す製法なので、とても濃密な舌触りに仕上がっています。
ミルクの甘みと、クリームのコクが前面に出た食べやすい味わいです。
 
ベルエトワールも似た製法ですが、あちらの方がクリーミーな食感で、酸味とか熟成香の主張があります。
 
ガワが分厚いのも特徴的で、もっちもちの食感を楽しめます。
この辺りが好みに合う方は、これだけでイチコロなのではないかと感じるほどの魅力があります。
 
7,000円/kgなので、比較的購入しやすい価格帯だと思います。
 
ロカマドゥールはタイミングよく購入できてラッキーでした。
また出会えることがあったら、食べ頃のうちにあっという間に食べてしまおうと思います。
 
ダフィノワは改めて好みに合うチーズだと確認できたのでまた近いうちに購入しようと思います。

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