この週も珍しいチーズに出会うことができました。
早速ご紹介を。
ロカマドゥール。
名前は、産地であるフランス南部のケルシー地方、その一大観光地だという巡礼地の地名から。
40g弱と非常に小さな山羊乳のチーズです。
触ってみると、"ぷよぷよ"とかなり柔らか。
ちょっと向こう側は破れて、クリーム状の中身が出てしまっていたほどでした。
「6日で熟成する」とも言われ、日本に届く頃にはもう食べ頃になっているそう。
購入したらすぐに食べなくては!
これは購入したその日にカットした様子。
さらに翌日にカットしたときには、中身がとろーりと流れ出てしまって大変でした。
小さなサイズながら、山羊乳の香りがはっきり感じられました。
甘みは少なめですが、キリッとした味わいで「白ワインと相性が良い」と言われるのがよく分かる系統でした。
1つ700円弱。
kg単位に直すと17,500円/kgとなりますから、なかなかの高級チーズですね。
フロマジェダフィノワ。
フランスの白カビチーズ、カマンベールの親戚と言うと分かりやすいかもしれません。
こちらは何度か購入している定番チーズなのですが、恐らく記事にしたことがなかったので今さらアップさせていただきました。
トリュフ入り、胡椒入りなど、バリエーションが豊富なのも特徴です。
カマンベールを木綿豆腐とするなら、フロマジェダフィノワは絹ごし。
ミルクにクリームを混ぜている上に、きめの細かいフィルターを通す製法なので、とても濃密な舌触りに仕上がっています。
ミルクの甘みと、クリームのコクが前面に出た食べやすい味わいです。
ベルエトワールも似た製法ですが、あちらの方がクリーミーな食感で、酸味とか熟成香の主張があります。
ガワが分厚いのも特徴的で、もっちもちの食感を楽しめます。
この辺りが好みに合う方は、これだけでイチコロなのではないかと感じるほどの魅力があります。
7,000円/kgなので、比較的購入しやすい価格帯だと思います。
ロカマドゥールはタイミングよく購入できてラッキーでした。
また出会えることがあったら、食べ頃のうちにあっという間に食べてしまおうと思います。
ダフィノワは改めて好みに合うチーズだと確認できたのでまた近いうちに購入しようと思います。