3月14日(火)、ちょっと小雨の降る中、小走りで築地場内の米花さんへ。
Jさんにご挨拶して、入り口すぐのところに着席。
「ちょっと待っててね。納得のいかない魚だったみたいで、いまアニキ中に行っちゃってんの。」
なるほど、静かなわけですね。
「納得いかない魚を出すわけにいかないからね。そういうの大事。」
「自信もって出せる魚だったら、文句言われても『ウルセー!』って言えるんだ。」
ゴソゴソ音がして、お兄さんが戻っていらっしゃいました。
すかさずJさんが、
「おまかせイチね!」
と注文を通してくださいます。
こちらは急いではいないので、どうぞ焦らずによろしくお願いします!
まずはお新香。
パッと見だと白菜かと思いましたが、いただいてみるとキャベツでしたね。
どーんとボリュームのある海鮮サラダが登場。
キャベツの千切り、新玉ねぎ、パプリカの山の上、中に複数の海鮮食材が盛り込まれているようです。
米花さん定番の胡麻ドレ仕上げですね。
海老は3尾。
これだけでも十分贅沢だと思いますが・・・、
タコ、ホッキ、その裏にアオヤギ。
アオヤギは野菜の中にかなりの量紛れていました。
キビナゴもたっぷり。
以前「サラダ定食」なるメニューの日があったと噂に聞いたことがありますが、
これなら十分にメインとして成立しそうなボリュームですね。
サラダがメインだったのかな?
とお味噌汁をすすっていると、何やらいい香りが。
ででん!とつくねが登場。
先日焼鳥今井さんで魅了されて以来、久しぶりに米花さんの焼き鳥もいただきたいと思っていたのですよね。
鶏ハンバーグと呼ぶべきボリューム。
醤油ッ辛さのビシッと決まったタレと、鶏肉のやさしい味わいの絶妙なバランスも魅力的です。
ところどころに付いた炭火の力強い焼き目の香ばしさも素晴らしい風味付けになっています。
この日はさらにレバーまで。
米花さんのレバーは相当久しぶりにいただくように思います。
1番最初と最後に構えるハツは、パツンパツンの弾力。
濃い脂と、強めの味がタレをも凌駕します。
そしてそのハツをも凌駕するのが、やはりこのレバー。
この日はとろりクリーミーでソフトな口当たりで油断させられましたが、舌を覆い尽くすような濃厚な旨みの強さに圧倒されました。
実は"初鰹"を予想して伺ったので、「納得いかなかった魚」というのは鰹だったのではないかと推測しています。
中に入っても納得いくものがなかったから、焼き鳥にシフトしたのかな、と。
魚はもちろん気になりますが、米花さんの絶品焼き鳥を2本もいただくことができて、大満足の朝ごはんでした。
ごちそうさまでした!