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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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江古田の「パーラー江古田」で全粒粉の食パン。

今回は午後遅めの時間の訪問だったので、パンの販売は唯一全粒粉の食パンだけ残っていました。
 
というわけで、とりあえず1斤購入。
 
全粒粉の食パン(310円)。
焼きたてを購入したからか、こんなしぼみ方をしていました。
 
ポップには「きび糖、牛乳、バター使用」と記載。
前回購入したレーズン酵母の食パンは無糖無油でしたね。
むっちーんと引きの強いクラスト。
 
少し全粒粉の粒感があります。
 
全粒粉は香ばしさではなく旨みの立った小麦粉という感じ。
そこへバターと牛乳がほどよく香ってリッチな味を構成します。
きび糖も味を調える程度に使っているようで、甘みはそれほど感じませんでした。
 
しなやかでぷるるんと舌に馴染むクラムの食感もとてもよかったです。
 
短いスパンで2種類の食パンを食べ比べられてよかったです。

江古田の「パーラー江古田」でクロックムッシュ、カンノーロ。

カレーをいただいた後は吉祥寺に行ったり色々歩き回りまして、最終的にパーラー江古田さんへ。
 
つい先日お邪魔した際は、初訪問だった母に寄せてお店の定番メニューを中心にいただいたのですよね。
個人的に気になっていた最近の新メニューへの想いが高まってしまったので、比較的短いスパンでまた馳せ参じてしまいました。
 
15時頃の訪問でしたが店内満席、順番待ちもいらっしゃって、今までで1番待ったかもしれません。
 
店員さんもいっぱいいっぱいになっているのか、この日は珍しく「ん?」と思うところも結構ありました(^^;)
まあ美味しいものをいただいて帳消しにしていただきましょ。
 
今回はいただく念願のメニューは、この鋭いナイフでカットして食べるのですよ。
 
またこの後ひと悶着あって、ようやく登場したそのお料理は・・・
 
クロックムッシュ(ソフトドリンクセット)(1140円)。
ちょっと前からこのメニューが始まったと聞いていて気になっていたのですよね。
 
僕はカンパーニュで提供されましたが、他のお客さんは食パンだったようなのでサンドイッチ同様パンを選べるのかもしれません。
 
パンの上にベシャメル、チーズを乗せて焼いてあります。
 
100円で目玉焼きを追加してクロックマダムにすることもできるそうでしたが、今回はクロックムッシュのままでお願いしました。
 
カンパーニュは、厚みこそほどほどですが面積が大きめで結構なボリュームがあります。
 
ガリッとパーラー江古田さんのハード系らしいクラストに、ぷるるんもっちりなクラム。
 
恐らく自家製と思われるハムがモリモリサンドされています。
 
ベシャメルやチーズの量は抑えて、むしろこのハムがメインのクロックムッシュ。
他ではちょっと食べたことのない男前なバランス感ですね。
 
いざいただきましょう!とナイフでカットしようとしたら、トマトがたっぷりでズズズとズレてしまいました。
 
自然体な構成ながら、お店の魅力をギラギラと振りまく、完成度の高いクロックムッシュでした。
パーラー江古田のクロックムッシュ、ここのにありですね。
 
カプチーノ。
1番のお気に入りはカフェラテですが、先日いただいたばかりなのでちょっと変化を付けて。
 
ミルクはフォームになっているので存在感はやや劣りますが、エスプレッソの味が純度高めで感じられるのがいいですね。
 
カンノーロ(420円)。
未食だった定番スイーツもいただきます。
 
シチリアの伝統菓子カンノーロ、名前の意味は「小さな筒」。
 
筒状に揚げた生地にリコッタチーズベースのちょっとボソッとしたクリーム。
こちらでは注文を受けてからクリームを詰めてくださいます。
 
いつもカウンターに大量のカンノーロ生地たちが、今か今かと自分の出番を待っているを見てはいたのですよね。
 
生地だけだとほぼほぼただのスナック菓子に見えますが、クリームが入るとすっかり"ドルチェ"然としますね。
 
ゴッドファーザーで有名な・・・とよく説明されるこのお菓子ですから、
 
いざ食べる段になるとあのテーマソングが頭の中に流れ始めます・・・
 
まずは零れ落ちそうなクリームを多めにパクリ。
リコッタらしい旨みのあるクリームはほんのりオレンジの香り。
 
単体としても、カンノーロ全体のバランスで見てもとてもいい味。
味見って基本中の基本ながらちゃんとできていないお店が多くて「よくこんな味付けで客に出せるなあ」と思うことも少なくないですけど、こちらはよく調整された本当にいい味。
 
生地は固めに揚がったものが湿気ていて、コリコリと脆く崩れる食感。
 
イタリアを旅行したときに感じたのですけど、向こうって小麦粉製品の扱いがすごく雑なのですよね。
パンはカラカラに乾いて、焼菓子は逆に軒並み湿気ていて・・・でも美味い。
小麦粉製品の美味しさに余裕があるというか。
(素人の肌感覚なので、失礼な物言いをお許しください)
 
パーラー江古田さんのカンノーロは、そのときの空気のにおいを思い出させてくれるものでした。
とても気に入りました。
またいただきたいし、ひとにもオススメしたいです。
 
色々遠回りの散歩だったうえに、結構待ち時間も長くなってしまいましたが、
今回も大満足でした。
来てよかったです。

荻窪の「吉田カレー」で伊場カレー(黒毛和牛うわみすじ煮込み、極み豚角煮、生野菜、キーマ、豚)。

4月29日(土)、この日は鹿児島の伊場カレーさんの東京出張営業のイベントが行われました。
会場は1月と同じ荻窪の吉田カレーさん。
 
前回よりスタート時間を遅めた分、行列の出足もゆっくりめかな?と思いましたが、開店時間には相変わらずの盛況の様相を呈していました。
 
ご自身が良いと思う素材を全力で探し抜いて、選び抜いて使われる伊場さん。
今回使うお肉も「良いお肉すぎる」ため、ボリュームは期待しないでほしいといった事前アナウンスがありました。
 
・・・が、そのお肉の仕入れなのか、仕込みなのか。
何かしらのミスがあったようで用意できた数量が少なくなってしまったそう。
ということで、前日になって急遽吉田カレーさんの"豚"と"キーマ"がトッピングとして追加されることに。
 
その結果・・・、
 
伊場カレー(辛口)、黒毛和牛うわみすじ煮込み、極み豚角煮、生野菜、キーマ、豚トッピング(3100円)。
 
却ってボリュームのある1皿に仕上がりました。
伊場カレーのトッピングのみにして"伊場100%"を堪能するという選択肢と迷いましたが、コラボの機会もなかなかないかと思いましたので今回は全部乗せにしてみました。
 
思わず見とれてしまう"茶色があざやか"なルーに、こだわりの鹿児島産有機野菜の緑が映えます。
 
お肉は伊場さんのものも、吉田さんのものも、それぞれ違った彩りを放ってどこから見ても、どこを切り取っても最強。
 
いつまでも見惚れているわけにもいかないので、イバ!もとい・・・いざ!
 
黒毛和牛うわみすじ煮込み。
コラーゲン質しか見えていませんが、ほろっと煮崩れそうな身もたっぷり。
 
いやしかし、このコラーゲンが口にとけて甘いこと甘いこと。
ルーを辛口にしたので、この脂身に随分助けられました。
 
極み豚角煮。
前回よりも炙りが浅かったのもあって、しっとりサクリ軽くソフトな食感。
 
魚介にも近いようなシャープな香りと、脂身はやっぱり豚特有の甘みがありました。
 
メニュー的には「赤カラシナ、青カラシナ、グリーンマスタード、スイスチャード、ルッコラ、赤ジクミズナ、青ジクミズナ」と記載がありましたが、全部入っているとは限らないのかもしれません。
 
青みの強い、苦み、アク、それぞれの味がギシギシと主張。
噛んで出てくる水分が、カレーのルーを上回るような味の濃さなのですよ。
 
とはいえルーが弱いわけでは決してありません。
 
今回は焼きの入った玉ねぎと生姜の旨み、香ばしさがビシッと効いていたように感じました。
甘みが少なくて、苦みに1歩踏み込むくらいの鋭く香ばしかったのですよね。
伊場さんは日によって使うフルーツの種類をガラッと替えられるのですが、それは今回は分からず(^^;)季節的にはまた前回に続き柑橘を使われたのかな?
 
後日伊場カレーさんのブログに書かれていた内容をみると「季節の野菜(根菜を中心)の旨味をふんだんにルウに閉じ込め」たというところだけ明かされていました。
 
吉田さんの豚。
こうしていただくと吉田さんのトッピングはそれ自体しっかり味が付いているのが分かります。
 
甘く味付けされた豚をちびちびとカットしながらカレーと一緒に頬張ると、カレーに変化を出せるのですよね。
 
キーマも同じく。
さらりとしたルーにサラサラと紛らせながらいただきました。
 
伊場さん調理のお肉は、味付けは最低限、火入れも最小限。
直前に炙って肉の味わいと歯応えを活性化させて提供するようなスタイルなのですよね。
今回、吉田さんのトッピングと同時にいただくことでその魅力を改めて感じることができました。
 
今回も「良さ」があらゆる方面に突き抜けた1杯でした。
1杯で十分満足感はあるのですが、何度も何度も食べたくなる。
欲を言えば、毎日食べたいような、伊場さんのカレーはそんなカレーなのですよね。
 
次回の予定はないようで、もう鹿児島まで食べに行くしか道はないのかもしれません。
いや、でも僕は行くでしょうね。いや、行きます!
 
2回連続で来ていただいてしまったので、次こそはこちらから出向いて鹿児島食材を堪能させていただきたいと思います。
東京営業お疲れさまでした!またよろしくお願いいたします。

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