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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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荻窪の「吉田カレー」で甘口(キーマ、温玉、ポテサラ)。

お昼は荻窪の吉田カレーさんへ。
 
この日はもともと伺う予定で注文も決めていましたが、今世紀は再登場しないと思われていた限定トッピング「ポテサラ」が出るということで喜び勇んで参戦。
 
開店してカウンターに着席。
開店時間からズラーッと店外に行列ができていました。
 
平日でも関係なく大人気、ポテサラ効果もあるのかもしれません。
 
今回狙ってきた注文は「キーマと温玉」。
 
吉田カレーさんというと、カレーの海に浮かぶキーマの孤島に卵黄が鎮座しているビジュアルが印象的。
そのイメージからか「キーマと温玉」と注文するお客さんが頻発するらしいのですよね。
でもそれは誤りで、キーマにはデフォルトで卵黄が乗るので卵がダブってしまうのです。
 
ちゃんとメニューでは赤字で「キーマには卵黄が乗ること」がアピールされていますが、一向に減る様子がないのだとか。
 
ということで今回はその"隠れ人気メニュー"に初挑戦!
 
甘口、ごはんなし(800円)、キーマ(350円)、温玉(100円)、ポテサラ(350円)。
 
合計で1600円ということに相成りました。
 
フルーツとスパイスの香りが入り混じるルー、極レアメニューのポテサラ、初対面の温玉…
 
どこからいただくべきか困ってしまうところですが、今回はなんとキーマも特別仕様とのことでしたのでまずはそちらからいただきます。
 
おお!結構はっきりした香ばしさと旨みが加わったように思います。
 
個人的にはチーズみたいな味に感じたのですが、
「動物性の脂とスパイスを合わせて火を入れるとチーズみたいな味が生まれることがある」
とインド料理の本で読んだことがあるので、何かそういうマジックが起きていたのかもしれません。
 
ポテサラは前回同様カレーにトッピングスタイル。
以前は別皿提供のこともありましたが、こちらのポテサラはこちらのカレーに合うようにカスタマイズされているようですので、断然トッピングの方が印象が良くなります。
 
前回久しぶりに登場した際「今世紀最後」と宣言されたので、僕の生きているうちは難しいかと思っていましたが、早くも再会できてうれしい限り。
 
そういえばこのところ「世紀末」っぽい世の中ですものねえ。しみじみ。
 
では本日の主役、卵黄と温玉に入刀!
 
ヒーローは黄身と黄身と、ヒロインは黄身と黄身、みんな主役さ!
 
初の温玉もカレーと合わせていただきます。
 
酸味や苦み、辛みに加え、普通に食べる分にはそれと気付かない「エグみ」のようなものまで、卵の「エッグみ」が丸め込んでまろやかでマイルドで角の立たない味わいに。
 
とはいえこの辺りは個人の好みですが、やはりちょっと尖ったところを総じて「美味しさ」と感じていたりするので、僕は卵なしで頼むのを基本としようと思います。
 
というわけで大変いい経験になりました。
注文時「温玉追加ですか?」と気遣ってくださったご主人の優しさに心が痛んだので、この注文は今回限りにしようと思います(^^;)

築地の「高はし」で時鮭<シモ>。

続いて高はしさんへ移動。
 
いつものお兄さんはいらっしゃいませんでしたが、金曜にはちょっと珍しい方とご一緒することができました。
 
この日のメニューはこんな感じ。
 
ネットに上がっていた写真でとてもモノが良さそうだったので、この日は時鮭に狙いを定めてまいりました。
かま、真ん中、シモと部位が用意された中から選んだのは…
 
時鮭<シモ>(1500円)。
脂がすごそうだったので、1番さっぱりしていそうなシモをチョイス。
 
それでもキラキラ、表面に脂の輝き。
身の色と合わせて、夏の海に沈む夕陽が反射しているのを眺めているような。
 
高はしさんの<シモ>は2切れ盛り。
 
真ん中に近い部位の下に、尾の先の部位が敷かれています。
 
身の発色、焼き目、脂。
 
そしてここまで触れてきませんでしたが、モノ凄いボリュームです。
 
この辺り、真ん中寄りの腹側はかなりの脂。
 
自身の脂でカリカリに"揚がった"皮目が香ばしくて絶品。
 
シモとはいえこの辺になると完全にハラス。
 
何物にも覆い隠せない強さの鮭の香りと、すべてを覆い尽くすようなコクの深いミルキーな脂。
まさに"矛盾"な状態。
 
尾の先も、見た目よりはかなり脂が乗っている印象。
 
引き締まった身をほぐして口に入れるとホクホクの食感なのですが、しっかり脂が入っていてじゅわじゅわ溢れてきます。
 
シモは脂の量にメリハリのある部位で、とても楽しめました。
 
ボリュームといい、味わいといい、パンチがありました。
とてもいい時鮭だったと思います。
 
ごちそうさまでした!

築地の「寿司大」でお好み56。

8月4日(金)、場外でひと騒動あった翌朝、変わらずターレが走り回っている場内の寿司大さんへ。
 
暑い日が続いている今日この頃ですが、雨のぱらつく夜だったので過ごしやすい気温の中待つことができました。
また僕の次に来た若者と大いに盛り上がったので、あっという間に開店時間に。
 
おはようございます!
 
場外の騒動が関係していたかどうか分かりませんが、この日はお店の方も驚くほど行列の延びが芳しくなく。
「こんな日もあるんですね」などとお話ししつつ、それでももちろん満員の店内はワイワイと盛り上がり。
 
まずはスタートに玉子。
 
今回は入念に冷めるのを待ってからいただきました。
温かいうちにいただくより海苔の香りは淡くなりますが、甘みははっきり感じられるように思います。
 
アラ汁は、海苔と鰆と太刀魚がメインだったでしょうか。
 
個人的に太刀魚の脂の味って海苔と合う気がしていて、このアラ汁は良い組み合わせだと思うのですよね。
 
気仙沼の鰹。
背と腹と選ぶことができましたが、お腹側でお願いしました。
 
時期的にギリギリ初鰹なのではないかと思いますが、アンチテーゼとしての戻り鰹が成立しないほどの脂乗り。
 
北海道で折り返すのにほど近い気仙沼なので、脂乗りも戻りに匹敵するといってもいいのかもしれませんね。
 
鰯。
前回に比べて見るからに脂の層が厚くなった感。
 
わりと時間をかけて融け出した脂が、濃厚に口いっぱい広がります。
 
久しぶりに穴子焼き。
 
特に指定はしませんでしたが、塩と醤油で1切れずつ。
 
塩は皮目が少しカリッと、身との間にぶりんぶりんなゼラチン質と。
身はシャキッと歯切れよく、脂がじゅわっと吹き出します。
 
醤油はご覧の通り香ばしさが強く出たもの。
表面に脂と醤油の混じった層が出来ていて、食感にもやや粘りが出ているイメージ。
 
お聞きしたら「まだある」とのことで、新子も。
 
もう大分大きくなってきたそうですが「小さいのをかき集めた」とのことで、今回は5尾づけでした。
 
前月と比べると段違いに身の味が感じられて、新子が終わりつつあるというよりは、小肌に近付きつつある、というイメージ。
 
江戸前の太刀魚。
寿司大さんの定番ネタですが、注文するのは久しぶりだったかもしれません。
 
身が厚めで、皮目下はブリッとゼラチン質、身は炙りの熱が浸透しているのか膨張を感じるふっくらやわらかな食感。
 
〆は車海老をマヨ七味で。
 
最近は仕入れのない日も多かったようですが、「ボイルならあるよ!」とのことで。
もともとマヨ七味のつもりだったので、喜んでお願いしました。
 
海老とマヨ、はもちろんのこと、シャリとマヨの組み合わせも邪道とは思いつつ子どものころから"背徳的な"魅力を感じる味わいだったりします。
 
やっぱりたまにお願いしたくなってしまうなあ。
 
というわけで今回も楽しく過ごしながら色々いただくことができました。
ごちそうさまでした!

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