8月4日(金)、場外でひと騒動あった翌朝、変わらずターレが走り回っている場内の寿司大さんへ。
暑い日が続いている今日この頃ですが、雨のぱらつく夜だったので過ごしやすい気温の中待つことができました。
また僕の次に来た若者と大いに盛り上がったので、あっという間に開店時間に。
おはようございます!
場外の騒動が関係していたかどうか分かりませんが、この日はお店の方も驚くほど行列の延びが芳しくなく。
「こんな日もあるんですね」などとお話ししつつ、それでももちろん満員の店内はワイワイと盛り上がり。
まずはスタートに玉子。
今回は入念に冷めるのを待ってからいただきました。
温かいうちにいただくより海苔の香りは淡くなりますが、甘みははっきり感じられるように思います。
アラ汁は、海苔と鰆と太刀魚がメインだったでしょうか。
個人的に太刀魚の脂の味って海苔と合う気がしていて、このアラ汁は良い組み合わせだと思うのですよね。
気仙沼の鰹。
背と腹と選ぶことができましたが、お腹側でお願いしました。
時期的にギリギリ初鰹なのではないかと思いますが、アンチテーゼとしての戻り鰹が成立しないほどの脂乗り。
北海道で折り返すのにほど近い気仙沼なので、脂乗りも戻りに匹敵するといってもいいのかもしれませんね。
鰯。
前回に比べて見るからに脂の層が厚くなった感。
わりと時間をかけて融け出した脂が、濃厚に口いっぱい広がります。
久しぶりに穴子焼き。
特に指定はしませんでしたが、塩と醤油で1切れずつ。
塩は皮目が少しカリッと、身との間にぶりんぶりんなゼラチン質と。
身はシャキッと歯切れよく、脂がじゅわっと吹き出します。
醤油はご覧の通り香ばしさが強く出たもの。
表面に脂と醤油の混じった層が出来ていて、食感にもやや粘りが出ているイメージ。
お聞きしたら「まだある」とのことで、新子も。
もう大分大きくなってきたそうですが「小さいのをかき集めた」とのことで、今回は5尾づけでした。
前月と比べると段違いに身の味が感じられて、新子が終わりつつあるというよりは、小肌に近付きつつある、というイメージ。
江戸前の太刀魚。
寿司大さんの定番ネタですが、注文するのは久しぶりだったかもしれません。
身が厚めで、皮目下はブリッとゼラチン質、身は炙りの熱が浸透しているのか膨張を感じるふっくらやわらかな食感。
〆は車海老をマヨ七味で。
最近は仕入れのない日も多かったようですが、「ボイルならあるよ!」とのことで。
もともとマヨ七味のつもりだったので、喜んでお願いしました。
海老とマヨ、はもちろんのこと、シャリとマヨの組み合わせも邪道とは思いつつ子どものころから"背徳的な"魅力を感じる味わいだったりします。
やっぱりたまにお願いしたくなってしまうなあ。
というわけで今回も楽しく過ごしながら色々いただくことができました。
ごちそうさまでした!