米花を出た後は青果部へ果物を買いに。
さらに鮮魚を見学。
最近魚を勉強中なので、実物をこれだけ見られるというのはなかなか為になります。
そしてずーっと魚を見ながら仲卸を突っ切ってスッと豊ちゃんに吸い込まれます(笑)
注文を済ませるとお新香とお茶をカウンター越しにいただきます。
卓上にはセルフの福神漬けと辛子。
豊ちゃんにしてはやや時間がかかって料理が登場。
カキのハーフ&ハーフ(単品)(1190円)。
こちらも築地の冬に食べたいメニューの定番。
豊ちゃんのカキメニュー、カキフライと生カキを卵でとじたカキ丼のアタマの合わせ技。
要はカキフライと生カキを卵とじにしたものです。
もうもうと上る湯気に三つ葉と海苔が香ります。
こちらは生カキ。
ぷっくり膨らんだ加減がThe絶妙のタイミングです。
むむう・・・ちょっとピンぼけ。
しかし撮り直そうという冷静さもなく、えいっと頬張ってしまいました。
これを目の前にして我慢できないでしょう(笑)
こちらはカキフライ。
やや厚めの衣にラードの香りが乗っかっています。
見た目は上品な生カキとワイルドなカキフライということになりそうですが、食べてみるとカキ自体の印象は逆。
直接煮込まれている生カキはちょっと締まったように感じられるほど張りがあるのに対し、カキフライは厚手の衣に守られて肌の柔らかさが残っています。
カキの風味の爆発を生み出すのは調理の妙。
腕が光りますねー。
全体的な味付けとしてはやや濃いめ。
そういう意味で卵がもう少し多くてもいいかなという気がしました。
まあご飯やお酒が進むメニューという位置づけなのでしょうね。
築地にはカキメニューが溢れているのでどれを食べるか迷って大変ですが、こちらも候補に入れて間違いのない一品でした。
豊ちゃんを出た後、この日は場外でもいくつかお買い物をして、最後はやっぱりフォーシーズンへ。
ホットコーヒー(360円)を。
この日は仲卸での買い物の仕方のお話。
これは僕も非常に興味があります。
そしてブリカマのお兄さんがブリカマを煮る日もそう遠くなさそうです(笑)
それから卓上に塩らしき容器が2つあって、片方は実は楊枝であることが判明。
「塩を取ってくだソルト!」「用事があるときは言ってね!楊枝ならあるから!」とマスターが畳みかけてきます。
塩と間違えないように「ようじ」んしなきゃね♪と言おうか迷って結局言わなかったのは内緒の話(笑)
途中マスターが一口味見用に作ってくれたミートソーススパゲッティ。
女性用に麺少なめで出すために余った分なのかな?
フォーシーズンでドリンク以外をいただくのは初めてです。
ミニサイズなのにタバスコと粉チーズもしっかり用意してくださいました。
マスターがいつも目の前で心血注いで仕込んでいる麺は、芯がないとはいってもやわさは一切なく入念に炒め上げることで表面に芯があるような歯応えの強い食感になっています。
ちょっと焼き目が付いて香ばしいのもポイントです。
ミートソースも挽肉の味をしっかり引き出しつつ、トマト(ケチャップ?)をはじめ野菜のベースも角を取った優しい味わいをしっかり効かせてあります。
美味しいなー。
マスター!ごちそうさまでした!
さらにこの日はカウンター反対端のお姉さんにゴディバのトリュフをいただきました。
ホットコーヒーで口の中を温めたところへゴディバのチョコを。
じわーっと融け始め、甘み酸味苦みとアジが段々に広がっていきます。
たまりませんね。
お姉さん!ごちそうさまでした!